14日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比174円17銭(0.44%)安の3万9287円30銭でした。
前日まで上昇が続いたことから利益確定や戻り待ちの売りが出やすくなっています。円相場が円高・ドル安方向に振れたことも株価の重荷となりました。一方、ソニーGなど好決算銘柄が上昇し、相場を下支えしています。
日経平均は朝方に上昇する場面がありましたが、上値は伸びていません。円相場が10時時点では「1ドル=152円58〜59銭」と、前日17時時点と比べて1円69銭の円高・ドル安と、
前日夕時点の「1ドル=154円台」よりも円高・ドル安の水準で推移しており、輸出株の一角に売りが出ています。
半面、決算内容が評価された銘柄に買いが入り、相場の支えとなりました。前日、2025年3月期の業績予想を上方修正したソニーGが急伸し、株式分割を考慮した上場来高値を更新しています。TOPPANやライオンなども大幅高となりました。
後場中ごろでは、週末を控え海外短期筋が手じまいに動き、指数を押し下げています。決算発表を受け好業績銘柄が買われる一方、内容がさえない銘柄は大きく売られているようです。
終値は続落し、前日比312円04銭(0.79%)安の3万9149円43銭で終えています。