『ブルーベルベット』@<デビッド・リンチ>監督
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平凡な青年がふとしたことをきっかけに悪夢のような世界に引きずり込まれていく様子を、<デビッド・リンチ>が鮮烈なエロスとバイオレンス、フェティッシュな映像美で描いたサスペンス『ブルーベルベット』は、1987年5月2日より日本初公開されていますが、4Kリマスター版として、2025年2月7日よりリバイバル公開されます。
急病で倒れた父の見舞いのため、のどかな田舎町ランバートンに帰ってきた大学生の「ジェフリー」は、病院からの帰り道、草むらで切断された人間の片耳を拾います。父の友人である「ウィリアムズ刑事」に知らせると、この件に深入りしないよう忠告されますが、刑事の娘「サンディ」から、キャバレーの女性歌手「ドロシー」が関わっているらしいと聞かされます。
異様な体験に強く魅了された「ジェフリー」は、真相の手がかりを求めて「ドロシー」の留守宅に忍び込み、やがて犯罪と暴力、倒錯した愛欲が渦巻くアブノーマルな夜の世界へと迷い込んでいきます。
『エレファント・マン』(1980年)でもアカデミー賞の監督賞、脚色賞にノミネートされた<デビッド・リンチ>は、本作で再びアカデミー監督賞にノミネートされました。主人公「ジェフリー」役は<デビッド・リンチ>監督の前作『デューン 砂の惑星』でも主演を務めた<カイル・マクラクラン>が演じ、<イザベラ・ロッセリーニ>、<デニス・ホッパー>が共演しています。