『八犬伝』@<曽利文彦>監督
10月
19日
<山田風太郎>の小説『八犬伝』を映画化した『八犬伝』が、2024年10月25日より公開されます。
里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する〈虚構〉パートと、その作者である江戸時代の作家<滝沢馬琴>の創作の真髄に迫る〈実話〉パートを交錯させて描いています。
人気作家の「滝沢馬琴」は、友人である絵師「葛飾北斎」に、構想中の新作小説について語り始めます。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語でした。その内容に引き込まれた「北斎」は続きを聴くためにたびたび「馬琴」のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まります。
連載は「馬琴」のライフワークとなりますが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、「馬琴」の視力は失われつつありました。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす「馬琴」のもとに、息子の妻「お路」から意外な申し出が入ります。
「滝沢馬琴」を<役所広司>、「葛飾北斎」を<内野聖陽>、八犬士の運命を握る「伏姫」を<土屋太鳳>、馬琴の息子「宗伯」を<磯村勇斗>、宗伯の妻「お路」を<黒木華>、馬琴の妻「お百」を<寺島しのぶ>が演じ、監督は『ピンポン』・『鋼の錬金術師』の<曽利文彦>が務めています。