<ポスター>(347)『石がある』@<太田達成>監督
7月
15日
第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品(英題:There is a Stone)され、韓国の全州国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門ではグランプリを受賞。フランスの映画誌『カイエ・デュ・シネマ』では日本映画として異例のレビュー枠を獲得した<太田達成>の『石がある』が、2024年9月6日より公開されますが、ポスタービジュアルが解禁されています。
監督を務めました<太田達成>は、東京藝術大学大学院の映像研究科で<黒沢清>や<諏訪敦彦>に師事し、修了作品となった『ブンデスリーガ』でPFFアワード2017に入選しています。
自身初の劇場公開作となる『石がある』は、本作の制作スタッフでもある友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書き始めた作品です。見知らぬ街を訪れた女性が河原で水切り遊びをしている男性と出会い、たわいのない時間を過ごしながら、いつしか上流へ向かって歩いていくという素朴な筋書きで、心情のなびきや偶然性の豊かさを捉えた作品となっています。