23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の「1ドル=156円90銭〜157円00銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=157円19銭」とおよそ3週間ぶりの円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「1ドル=156円53銭」でした。
米景気の底堅さを示す同日発表の米経済指標を受け、債券市場で米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、円売り・ドル買いが出ています。
S&Pグローバルが発表しました5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業とサービス業がともに4月から改善し、市場予想も上回りました。
週間の新規失業保険申請件数は前の週から減少し、市場予想以下の水準でした。米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが出ています。