『祝日』@<伊林侑香>監督
5月
12日
富山県を舞台に、生きることを諦めかけた少女が数奇な人々との出会いを通して変わっていく姿をつづった『祝日』が、2024年5月17日より公開されます。
14歳の「奈良希穂」は、中学に入ってからずっと1人きりで暮らしています。優しかった父は亡くなり、母も姿を消しました。「希穂」は怒ることも泣くこともなく、毎日野菜ジュースとプリンだけを食べながら無為に過ごしています。
ある日、休校日なのに登校してしまった彼女は、何かに突き動かされるように校舎の屋上へ向かいます。そして飛び降りようとした瞬間、何者かが「希穂」の手を掴みます。その女性は自分のことを「希穂とずっと一緒にいた天使」だと名乗り、「希穂」は彼女と一緒に〈人生最後の1日〉を過ごすことになります。次々と現れる風変わりな人々との交流を通し、「希穂」の心は少しずつ揺り動かされていきます。