30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比86円89銭(0.24%)高の3万6113円83銭でした。
前日の米ハイテク株高を支えに半導体関連などに買いが入っていますが、外国為替市場で円相場が対ドルで上昇したことから自動車株の一角には売りが出て、相場の重荷となりました。
前日の米市場では債券需給の悪化懸念が和らいだことなどを背景に米長期金利が低下し、エヌビディアなど高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買われた。東京市場でも東エレクやアドテストなどが上昇し、相場を押し上げました。海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが主導して日経平均は9時半過ぎには上げ幅を200円超に広げ「3万6249円03銭」を付けています。
もっとも、半導体関連を含めて日米で主要企業の決算発表が本格化するのを前に、個別で一段と上値を追う展開にはなりづらく、相場上昇の勢いは続きませんでした。前引けにかけては上げ幅を縮小しています。
終値は小幅に続伸、前週末比38円92銭(0.11%)高の3万6065円86銭で終えています。