11日、国連の専門機関・国際電気通信連合(ITU)の会議は、1日の長さに1秒を加える「うるう秒」を、原則2035年までに廃止するとした決議案を採択しています。「うるう秒」を追加する度に、コンピューターなどでシステム障害が発生するリスクが高まるためで、(ITU)が廃止を検討してきました。
世界の標準時刻は、高精度な原子時計に基づき決められていますが、地球が1回自転する時間で決まる1日の長さは、海流や大気などの影響で自転速度が不規則に変わるため、徐々に世界標準時とずれが生じます。
「うるう秒」は、ずれを0・9秒以内に補正するため1972年に導入され、過去に計27回、世界一斉に実施され、直近ですと、2017年1月1日午前9時直前( 日本標準時 )に行われています。
しかし、時間調整の失敗によるシステム障害への懸念が国際的に高まり、廃止を求める声が出ていました。
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