<藤井聡太竜王>(270)3勝@第36期竜王戦七番勝負第3局
10月
27日
前日の44手目の封じ手「5六歩」に1時間43分の長考でした<藤井聡太竜王>は、角道を開けて角交換。その後に飛車をにらみ合い、<藤井聡太竜王>が誘導する形で徐々に流れを引き寄せています。竜と馬で<伊藤匠七段>の玉を揺さぶりました。受けで竜を切りましたが、終盤は一分将棋の<伊藤匠七段>を的確に追い詰めました。
第4局は11月10、11日に北海道小樽市「銀鱗荘」での対局になります。<藤井聡太竜王>が一気の4連勝で防衛すれば、年内のタイトル戦は終了し、八冠王として年を越します。タイトル戦では敗退なしの18連勝中。昭和のレジェンド・故<大山康晴15世名人>のタイトル戦19連勝の大記録に肩を並べるまで、あと1勝です。
一方、<伊藤匠七段>はデビューから3年の早さでつかんだタイトル初挑戦でカド番に立たされています。