「1ドル=149円」
10月
13日
米国債利回りも上昇、長期金利の指標となる表面利率(3.875%)の10年物国債利回りは前日比0.08%高い(価格は安い)(4.80%)で終えています。一時は(4.88%)と4日に付けた約16年ぶりの高水準に並んでいます。
そのような中でドル円もニューヨーク時間に入ってじり高の展開を見せており、149.80円付近まで上昇。再び150円までの円安相場に展開を見せています。
今週の米連邦準備理事会(FRB)高官の慎重な発言や前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から、市場では(FRB)の利上げサイクル終了観測が広がっていましたが、今回の米(CPI)はその期待に水を差す結果となっています。
市場が再び追加利上げされるか注目されるところですが、短期金融市場では年内の追加利上げの確率を40%程度とされています。年内の11月は据え置きを有力視しているものの、12月の見方が割れている状況です。
米(CPI)の公表を受けて、(FRB高官)は前週以降、追加利上げに慎重な姿勢を示す発言が目立っていましたが、今後、どのような発言をしてくるか注目されるところです。