ダウ平均株価(8月9日)@終値3万5123ドル36セント
8月
10日
市場の関心は米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の方向を決める物価動向に集まります。市場予想によりますと10日の(CPI)でエネルギー・食品を除くコア指数は前月比(0.2%上昇)と6月と同じ低い伸びと見込まれています。ただ、前年同月比では6月と同じ(4.8%上昇)が見込まれ、インフレ鈍化の緩やかさが意識される可能性があります。
前日の米株式市場では米地銀格下げが嫌気されてダウ平均は一時465ドル安となった後、「158ドル64セント」安まで下げ渋って終えています。米景気の楽観などを背景とした米株式相場の底堅い地合いは投資家心理の支えとなっています。一方、9日発表の中国の7月の(CPI)が前年同月比で2年5カ月ぶりに下落しています。中国景気の弱さを反映したと受け止められ、米株の重荷となっている面が見られます。
終値は続落し、前日比191ドル13セント(0.54%)安の3万5123ドル36セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比162.308ポイント(1.17%)安の1万3722.016でした。