『アマンダ号に乗って』@<ニコラ・フィリベール>監督
4月
23日
パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船「アダマン号」は、精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートしている、ユニークなデイケアセンターです。
そこでは自主性が重んじられ、絵画や音楽、詩などを通じて自らを表現することで患者たちは癒しを見いだしていきます。そして、そこで働く看護師や職員らは、患者たちに寄り添い続けています。誰にとっても生き生きと魅力的な「アダマン号」という場所と、そこにやってくる人々の姿を、優しいまなざしで描いています。
2023年・第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、最高賞の金熊賞を受賞した作品です。