『1PMーワン・アメリカン・ムービー』@<D・A・ペネベイカー>監督
4月
11日
1968年、<ジャン=リュック・ゴダール>は『1AM』という企画で、アメリカの反体制的な政治と文化に目を向けたドキュメンタリー映画を制作していました。しかし、<D・A・ペネベイカー>、<リチャード・リーコック>と共同で作業していた同企画は、編集段階で頓挫。そのフッテージを<D・A・ペネベイカー>がつなぎ合わせ、『1PM-ワン・アメリカン・ムービー』として完成させています。
公開された映像には、タバコを手に持つ<ジャン=リュック・ゴダール>が「撮影の時点で編集は終わってる。ただつなげるだけ」と話す姿や、ロックバンド、ジェファーソン・エアプレインの屋上パフォーマンスが映し出されています。
また本作の上映期間中にリバイバル上映される<ジャン=リュック・ゴダール>の監督作『中国女』(1967年)と、『中国女』をめぐる日本初公開(2023年4月29日公開)のドキュメンタリー『ニューヨークの中国女』の一部シーンも収録されています。<ジャン=リュック・ゴダール>がニューヨーク大学の学生たちと『中国女』について議論を交わす様子が確認できます。