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ダウ平均株価(8月11日)@終値3万3336ドル67セント

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ダウ平均株価(8月11日)@終...
11日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。

11日発表の7月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で市場予想に反して下落し、インフレ懸念が後退しました。米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方が弱まり、買いが優勢となりました。

(PPI)は前月比(0.5%下落)と2020年4月以来、2年3カ月ぶりに下落に転じ、市場予想(0.2%上昇)も下回りました。前年同月比では(9.8%上昇)と上昇率が前月(11.3%)から縮小しました。前日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)に続いてインフレ圧力の鈍化を示し、(FRB)が利上げペースを緩めるとの観測が広がりました。

米金融引き締めが景気を冷やすとの懸念が薄れ、景気敏感株が買われている。原油高を受けて石油のシェブロンも高い。前日夕に発表した決算が市場予想を上回る増収増益となった映画・娯楽のウォルト・ディズニーは急伸。主力ハイテク株も総じて高い流れでした。

ただ、買いの勢いは弱く、相場の上値は限られました。景気懸念の後退に伴い、米債券市場では長期金利が一時(2.9%台)に上昇しました。長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)銘柄のハイテク株への売りが強まりました。

終値は小幅に続伸し、前日比27ドル16セント(0.082%)高3万3336ドル67セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比74.892ポイント安の1万2779.913で終えています。
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