生け花として活けられている花々に交じってキク科エキノプズ属の【瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)】がありました。当初は、キク科ヒゴタイ属の「ヒゴタイ」かと思いましたが、ほぼ絶滅危惧種ですので近縁種として栽培されているヨーロッパ原産の【ルリタマアザミ】だと思います、その仲間は世界に120種ほどあると言われています。
まだ若い蕾のようで、本来は青色をしています。1~1.5mぐらいの花茎先に径4~5㎝で球形の頭状花序をつけ、頭状花序は青色の筒状花のみからなります。総苞は筒形で総苞片は5列し、基部に剛毛があります。果実は痩果です。
「ヒゴタイ」は、日本が大陸と地続きだったころから分布する植物と言われ、植物地理学上貴重な植物です。 阿蘇の(ヒゴタイ公園)などに咲くものがよく知られ、<貝原益軒>の『大和本草』には「平江帯」として登場し、江戸時代の中期から栽培されていたことがわかります。
園芸業界で 【ルリタマアザミ】は、主に苗で販売されていますが、「エキノプス」という属名で販売されるのが一般的です。この属名の「エキノプス」には「ハリネズミ」の意味がありますが、さもありなんの名称です。
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