ダウ平均株価(3月4日)@終値3万3614ドル80セント
3月
5日
終値は、前日比179ドル86セント(0.53%)安の3万3614ドル80セントで取引を終えています。
4日、ウクライナ当局は南部ザポロジエにある原子力発電所がロシア軍の砲撃を受け、同原発がロシア軍に制圧されたと発表しました。ウクライナへの軍事攻撃は激しさを増しており、地政学リスクが長期化するとの懸念が高まりました。相対的に安全資産とされる米国債は買われ、米債券市場で長期金利は(1.73%)近辺と前日終値(1.84%)を下回って推移しています。
朝方には2月の米雇用統計が発表されました。景気動向を映す非農業部門雇用者数が前月比67万8000人増と市場予想(44万人程度の増加)を上回っています。半面、平均時給の伸び率は前月から鈍化し、市場予想も下回りました。ウクライナ情勢への警戒が強く、雇用統計が金融市場に与える影響は限られているようです。