「第71期王将戦七番勝負」@第3局2日目
1月
30日
本日30日は、第3局2日目として午前9時に<渡辺明王将>の封じ手より対局が再開されます。
第1局と同じ相掛かり戦になりましたが、<藤井聡太四冠>は8六歩(29手目)から8七金と自陣を整備、<渡辺明王将>は7三桂(32手目)と攻めの態勢作りを見せています。7七角成から角交換になり、<渡辺明王将>は左銀を繰り出して中央を厚くしています。<藤井聡太四冠>は9五歩と突き、端からの攻めを見せています。
本格的な戦いを前に両者が間合いを測る中、封じ手の時間になりました。<藤井そうた四冠>が9筋に飛車を移動する『地下鉄飛車』の動きを見せたのに対し、<渡辺王将>が中央から反発し、<藤井聡太四冠>が角を好位置に打ってバランスを取ったところで封じ手になりました。形勢は互角。2日目は<渡辺明王将>が角をどう使うかが焦点になりそうです。