『紅の豚』@日本テレビ系『金曜ロードショウ』
1月
14日
ファシスト党の台頭する1920年代のイタリアを背景に、呪いを受けて〈豚〉となった中年パイロットの活躍を描いています。<森山周一郎>がシブい声で扮する主人公「ポルコ・ロッソ」のダンディズムが光る秀作です。飛行艇同士によるダイナミックな空中戦や、宮崎自身ファンである各機の細やかな設定も見どころです。
ある時、目障りな「ポルコ」を倒すため空賊たちがアメリカ人の凄腕パイロット「ドナルド・カーチス」を雇い、「ポルコ」は機体の不具合もあって不本意にも「カーチス」に撃ち落とされてしまいます。
幼なじみの「ジーナ」の心配をよそに、機体の修理のためミラノにいる昔馴染みの飛行機製造工の「ピッコロ」を訪ねた「ポルコ」は、そこで「ピッコロ」の孫娘「フィオ」に出会います。本作の主題歌『さくらんぼの実る頃』とエンディング曲を歌う<加藤登紀子>が、ヒロイン「ジーナ」役に声をあてています。