これが長編デビュー作となる<梅村和史>監督が、2019年度京都造形芸術大学映画学科の卒業制作として手がけ、2020年・第44回サンパウロ国際映画祭でも上映された『静謐と夕暮れ』が、2022年1月8日より公開されます。
写真家の男が川辺を歩いていると、川のほとりで衰弱している老人に、何やら原稿の束を渡している女性の姿を目にします。翌日、再び男がその場所に行くと、その原稿を読んでいる人々がいました。そこには、原稿を老人に渡した女性が書いたと思われる、この川辺の街での日常がしたためられていました。
一方、ある日いつものように川辺にやってきた女は、見知らぬ黄色い自転車と川辺に座る男の姿を見ます。数日後、男がアパートの隣室に引っ越してきて、女の部屋に夜な夜な男が弾いているらしいピアノの音が聞こえてくるようになります。男の生態が気になった女は、黄色の自転車に乗っていく彼の後をつけていきます。
主人公の女性「カゲ」役を新人の<山本真莉>が演じ、キーパーソンとなる「老人」役を<入江崇史>が扮しています。
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