ブログスレッド
- 新種のヤスデ「ユーミリペス・ペルセフォネ」発見@オーストラリア南西部
(画像:米バージニア工科大などの研究チーム)
オーストラリア南西部で鉱物資源を採掘するため地下深く掘削された穴から、脚が1306本ある「ヤスデ」が昨年発見され、DNA解析などによりジヤスデ科の新属新種に分類されています。
米バージニア工科大や豪州国立昆虫コレクションなどの研究チームが16日付の英科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に発表しています。
「ヤスデ」は英語で「ミリピード(1000本の足)」と呼ばれますが、初めて実際に1000本超の種が見つかり、最多記録となりました。
この「ヤスデ」の学名は「ユーミリペス・ペルセフォネ」。属名は「真の1000本の足」の意味で、種名はギリシャ神話の冥土の女王から名付けられています。採集された成体の中では、雌が体長9.5センチ程度、脚が最も多くて1306本。雄が体長5.4センチ程度、脚が多くて818本でした。目はなく、地下の狭い隙間を移動できるように短い脚が増えたとみられています。
発見場所は西オーストラリア州南部の金やニッケルなどが採掘される地域で、掘削された穴の深さ60メートルから採集されています。地表付近の土壌に生息する「ヤスデ」が朽ちた植物などを食べているのに対し、この新種の餌は不明ですが、真菌類(カビやキノコ、酵母など)の可能性があるといいます。
過去に見つかった脚の本数が最も多い「ヤスデ」は、米カリフォルニア州の「イラクメ・プレニペス」で、750本という報告がありました。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ