『ほうきに願いを』@<五藤利弘>監督
6月
12日
本作は栃木・鹿沼に江戸時代から伝わる伝統工芸品の〈鹿沼ほうき〉を題材にしたヒューマンドラマ。<桃果>がほうき作りを家業とする石橋家の娘「美由紀」、<和泉詩。が東日本大震災で被災し宮城から鹿沼に越して来た「大友空」を演じています。
家業だけでは生活ができず、副業として塾を経営している石橋家。「美由紀」の父「晃」は、母子家庭の「大友空」を支えようと月謝を取らずに塾に通わせていました。しかし震災の傷が癒えずにいた「空」は、塾を休みがちに。一方で「美由紀」は他人の娘ばかり気にかける父親が面白くありません。息苦しい暮らしの中で生きる少女たちとほうき職人の男の葛藤を描きます。
監督は、『レミングスの夏』(2016年) ・ 『おかあさんの被爆ピアノ』(2020年)の<五藤利弘>が務めています。
<モロ師岡>が「石橋晃」を演じたほか、<岩瀬晶子>、<三坂知絵子>、<伊嵜充則>、<内藤忠司>、<九十九一>が脇を固めています。