大衆食堂のカウンターとみられる遺構@ポンペイ
12月
28日
「テルモポリウム」(=温かい食物を提供する場所)と呼ばれる飲食店でファストフードなどを提供していたと考えられています。ポンペイは西暦79年のベズビオ火山大噴火で埋没しました。「テルモポリウム」はポンペイだけで80店ほどあったといいます。
カウンターの腰の部分にはには、色鮮やかなフレスコ画でマガモや雄鶏などが描かれており、貯蔵場所で見つかったものからカモや魚、カタツムリなどさまざまな食材が使われていたこと推測されています。
保存状態がよく、発掘チームは、「素晴らしい発見だ」と強調。古代の人々が温かい食事やワインを楽しんだ様子がうかがえそうです。