『パピチャ 未来へのランウェイ』@<ムニア・メドゥール>監督
10月
11日
アルジェリアで1991年に始まった内戦〈暗黒の10年〉を背景にした本作。過激派イスラム主義勢力によって横行していた弾圧の真実が、ファッションデザイナーを夢見る大学生「ネジュマ」の視点から描かれています。<リナ・クードリ>が「ネジュマ」、<シリン・ブティラ>が親友の「ワシラ」を演じています。
解禁された冒頭の映像では、ナイトクラブに繰り出すため、「ネジュマ」が「ワシラ」と大学寮を抜け出してタクシーに乗り込むさまが収録されています。音楽がかかった車内でドレスアップを始める2人に運転手が苦言を呈するシーンや、銃を携えた男たちによる検問所が前方に見えたことで慌てる「ネジュマ」らの姿が切り取られています。
なおタイトルの〈パピチャ〉は、「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味を持つアルジェリアのスラングです。