神戸ご当地(1330)「金井コレクション手彫切手」展@切手文化博物館
10月
9日
1871年(明治4)年から現代までに日本国内で発行された切手、約3000点を展示する有馬切手文化博物館は、世界有数の切手コレクターとして知られた<金井宏之>さんが2005年に創設し、自らが初代館長を務めました。
同館には日本最初の切手「龍文切手」や初の記念切手「明治銀婚(明治天皇ご成婚25周年)」(1894年)、菱川師宣の図案で知られる「見返り美人」(1948年)など、時代順・種類別に切手の移り変わりが紹介されているほか、世界最初の切手「ペニー・ブラック」や郵便の配達に使われた肩掛箱などの郵便資料もあります。
開館15周年を記念して企画された今回の展示では、金井コレクションより、かつて職人たちが手彫りで作った版を用いて印刷された貴重な手彫切手を紹介。額面文字〈十五銭〉の〈十〉の字を彫り忘れ、印刷後に抜けた〈十〉の字を手書きした「書き十」と呼ばれるエラーを含む「鳥切手15銭(ロ)シート」や、たった1シートのみが現存する「桜切手和紙仮名入り30銭(イ)シート」、日本で最初に使われた消印「大型検査済印」の押された「龍文切手100文カバー」など、ここでしか見ることができない貴重な切手が展示されます。