国内最大・木造高層建築物@三井不動産と竹中工務店
9月
30日
世界最大級の木造建築物として知られる東大寺大仏殿(奈良市)は幅57・5メートルで、高さが49・1メートルですが、これを大きく上回る規模になります。
建設計画地は東京都中央区日本橋本町一丁目。地上17階建て、延べ床面積約2万6000平方メートルを計画しています。
構造材には、竹中工務店が開発した耐火集成材「燃エンウッド」を採用するなど、最先端の耐火・木造技術を導入します。燃エンウッドは独自の燃え止まり機構により、柱や梁を火災の熱から守る技術として、三井不動産グループが北海道に保有する森林の木材をはじめ、国産材を積極的に使用。使用する木材の量は1000立方メートルを超える見込みだといいます。
建築資材に木材を使用することで、同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比べて、建築時のCO2排出量を約20%削減する効果を見込んでいます。