「新快速」運行開始50周年@JR西日本
9月
29日
日本一長い複々線区間の草津~西明石間のうち、京都以西では基本的に特急と同じ線路を運行しています。京阪神間の「方向別複々線」は途中駅で快速・普通と同一ホームで対面乗り換えができる利点があります。
新快速は1970年10月1日、当時の国鉄大阪鉄道管理局が京都~西明石駅間に投入しました。1970年と言えば3月から9月まで大阪北部の千里丘陵で万国博覧会(大阪万博)が開催された、関西にとって節目となる年でもありました。当初は万博輸送のために増強された「113系」車両を有効活用する形で登場。1日6往復で、新大阪駅は通過駅でした。
日中は15分ごとの運行で、とくに大阪駅と京都駅では、上り・下りとも毎時0分、15分、30分、45分に設定されていますので、わかりやすいダイヤと所要時間の短さは、「いらち」(せっかち)と呼ばれる大阪人にぴったりの移動手段になっています。