ブログスレッド
- 「三ツ矢サイダー」大正期の施設を登録文化遺産に登録@川西市
< 「旧御料品製造所」(画像:川西市) >
兵庫県川西市教育委員会は、清涼飲料水「三ツ矢サイダー」を製造した大正期の施設など2棟(同市平野)を、市の登録文化遺産に登録しています。昨年3月に新設した制度で、地域の文化遺産を守るため、従来の指定文化財よりも基準や規制が緩やかな点が特徴。今回の2棟が登録の第1号となります。
指定文化財は、修理に補助金が出る一方、現状変更には教育委員会の許可が必要となるなど規制や基準が比較的厳しい制度です。同市教委は基準に満たない歴史、文化的な建物や伝承なども後世に広く残せるよう、基準を緩めた顕彰制度を導入。補助金はないものの、現状変更は届け出制となります。
今回登録された施設は、アサヒ飲料が所有する平野鉱泉工場跡の「旧御料品製造所」と「旧源泉地施設」。
同工場は明治期、炭酸ガスを含む水が湧き出た川西市平野地区に整備され、三ツ矢サイダーなどを製造。1971年に閉鎖されています。
「旧御料品製造所」は、皇室向けの製造施設で大正初期の建築とされる約50平方メートルの平屋で、当時まだ珍しかった鉄筋コンクリート造りの可能性が高いといいます。「旧源泉地施設」は約30平方メートルの平屋。湧き出る水をここでためて各製造施設に配水していたとみられています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ