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- 今年の読書(8)『ハピネス』桐野夏生(光文社文庫)
主人公の<岩見有紗>は33歳、広告代理店に勤めていた29歳の時に合コンで知り合った<岩見俊平>と「でき婚」、現在は東京のウォーターフロントに建つタワーマンションの29階に住んでいます。
3歳の娘<花絵>を通して4人の「ママ友」たちとのしがらみに満ちた付き合い、幼稚園入園を控え悩んでいますが、夫はアメリカへ単身赴任中で、離婚の申し出が言い渡されています。<有紗>は、夫と出会う前に離婚歴があり、実家のある新潟に再婚した夫のもとに10歳になる男の子がいます。
セレブな住環境の複雑な人間関が綴られていきますが、なんだか優柔不断な主婦<有紗>の行動には、納得できるところは見いだせず、同じく主婦を主人公にした作品として前回読んだ 『だから荒野』 と同様に、女性と男性の視点の違いがあるのでしょうが共感のできる内容ではありませんでした。
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