京都大学などが同大岡山天文台(岡山県浅口市)に建設した東アジア最大級の天体望遠鏡「せいめい」(写真)が完成し、17日、報道陣に公開されました。
望遠鏡は高さ約8メートルで、重さは約20トン。18枚の鏡を組み合わせた主鏡(下方の円形部分)は、3.8mの光学赤外線望遠鏡として東アジア最大級 の大きさです。
国内初の分割鏡方式を採用しており、機動的に動かせるのが特長。1分以内にあらゆる方向の天体を観測する機動性があり、ブラックホールができる際の爆発とみられる「ガンマ線バースト」や、恒星の表面で起きる巨大な爆発現象「スーパーフレア」など、宇宙で起きる突発現象の直後の状態を捉えることができるといいます
ちなみに「せいめい」の名称は、平安時代の卓越した陰陽師・天文博士の<安倍晴明>」にちなみ、彼は岡山天文台の近くにある安部山でも観測をしたと伝えられています。
このように京都と岡山の両方にゆかりのある天文研究の大先達にちなんだ名前となりました。また、この望遠鏡で目指すサイエンスの柱の一つ、系外惑星の探査は、宇宙における生命(せいめい)の研究にもつながります
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ