神戸：ファルコンの散歩メモ

キリンビール（東京都中野区）は２０１８年末で「バドワイザー」の日本での製造販売を終了します。世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ＜ＡＢＩ．ＢＲ＞（ＡＢＩ、ベルギー）が自社で輸入・販売を行っていく見通しのようです。

キリンと旧アンハイザー・ブッシュ（米国）は１９９３年に日本で合弁会社を設立。その後、合弁は解消されましたが、日本でのライセンス製造・販売を続けていました。両社は、２０１８年末に迎える契約の更新を行わなかったという。ただ、米国で行っているキリン製品のＡＢＩへの委託生産などの関係は継続されます。

「バドワイザー」の２０１７年の日本での販売実績は約９０００キロリットルで、前年比約３％の増加です。ただ、過去１０年間で数量に大きな変化はないといいます。

ＡＢＩは２０１５年に日本法人を設立。主力ブランドの「コロナ」に続き、２０１８年１月からは、アサヒビールが販売していた「ヒューガルデン」の販売を自社に切り替えるなど、日本での事業拡大を進めています。