記事検索

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://jp.bloguru.com/falcon

今年の読書(28)『逢魔が時に会いましょう』萩原浩(集英社文庫)

スレッド
今年の読書(28)『逢魔が時に...
聴きなれない単語「逢魔」とは、魔物に出会うことを意味しています。

大学4年生の<高橋真矢>は、映画研究会に在籍、自主製作映画を夢見てしゅうかつもせず、文学部の大学院生を目指しています。撮影技術を買われ、民俗学の准教授<布目悟>の現地調査の助手となります。

本書には、3篇が納められており、「座敷わらし」・「かっぱ」・「天狗」の現地調査に出向く先々の二人の珍道中が楽しめます。

民俗学といえば、好きな作家の<北森鴻>の <蓮丈那智フィールドファイル> を思い出しますが、こちらは、美麗の東敬大学助教授<蓮丈那智>とその助手<内藤光國>が現地調査先々で起こる殺人事件を解決する推理小説ですが、かなり深い民俗学の知識に基づいていますので、読み応えがあります。

本書は、風采の上がらない<布目>と空手女子の<真矢>の珍道中が楽しめる構成で肩を張らずに気軽に楽しめました。
#ブログ #文庫本 #読書

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
この投稿へのコメントはできません。
ハッピー
悲しい
びっくり