今年の読書(44)『クラン Ⅴ』沢村鐡(中公文庫)
8月
19日
裏組織根絶の為立ち上がったメンバー<クラン>ですが、渋谷スクランブル交差点で予定されていた<神>のテロを未然に終らせたことで、<クラン>の存在が相手方に分かり、<神>の組織は、<クラン>の主要メンバー<千徳>や<洞泉>たちの抹殺をはじめます。
あろうことか<神>組織は、都内でテロ行為を繰り出し、我々は<クラン>だと名乗り、メンバーの名前をテレビ放送を通じて明かし、指名手配とさせ、自由に行動できなくさせてしまいます。
身動きが取れなくなった<クラン>メンバーですが、あらかじめ手配されていた<千徳>の機転で首相との面談ができ、総理自ら警察の指揮を執る行動を起こし、<クラン>の指名手配を取り下げる約束を得た場面で第5巻は終了。次巻に引き継がれていきます。