<エリカ&パトリック事件簿>シリーズとして、前作 『氷姫』 に次ぐ第2作目が本書です。
親の遺産整理に生まれ故郷のフィエルバッカに戻った35歳の伝記作家の<エリカ>は、前作でかっての親友<アレクス>の殺人現場に遭遇、幼馴染の刑事<パトリック>と捜査に関わり、事件を解決します。
本書で<エリカ>は<パトリック>と生活を始め9か月の妊婦になっていますが、「クスグスクリュタン(国王の洞窟)」と呼ばれる場所で、若い女性の全裸死体が発見され、その下には古い白骨化した2体の骨が発見されました。
検視の結果、白骨化したのは23年前に行方不明になった女性二人だととわかり、俄然捜査は複雑さを増していきます。
<メルバ>署長は、捜査の指揮を<パトリック>に任せ、なぜか珍しく小言も少ないなか、17歳の少女がまた行方不明になる事件が起こります。
カリスマ説教師の一族を巡る複雑な人間関係を主軸として、本書でも<エリカ>の妹<アンナ>の家族問題が絡んできます。
本書で<エリカ>は、大きなお腹と夏の暑さが相まって、仕事らしい仕事もできない状態で、苦労しながらの孤軍奮闘の<パトリック>の敏腕な捜査が楽しめる構成で、618ページを面白く読み終えれました。
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投稿日 2016-05-06 06:39
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2016-05-06 06:41
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投稿日 2016-05-06 08:48
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投稿日 2016-05-06 08:52
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