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- 今年の読書(11)『ブラック・コール』佐藤青南(宝島社文庫)
前作 『サイレント・ヴォイス』 に次ぐ、<行動心理捜査官・楯岡絵麻>シリーズの2冊目になります。
取調室に置いて行動心理学を用いて相手の「しぐさ」から嘘を見破る捜査一課の美人刑事、署内では<絵麻>の名前をもじって<エンマ様>と呼ばれている<楯岡絵麻>が解決する事件が4編納められています。
今回は前作に前触れとして書かれていた15年前に起こった<絵麻>の恩師<栗原裕子>の殺害事件を伏線として、4編の事件がつながり、最終章で恩師殺害事件の真相が判明します。
「ミラーリング」・「ノンバーバル(非言語)理論」・「単純接触効果」など、心理学の知識も面白く、後輩刑事<西野>との絡みも健在で楽しめました。
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