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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(48)『サイレント・ヴォイス』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(48)『サイレント...
異質な刑事が活躍する小説として、天才数学者<御子柴>が数学的な統計学でもって捜査を進める 『確率捜査官御子柴岳人』 、仮説・実験・証明をもとに論理的思考で計画された完全犯罪を覆す 『実験刑事トトリ』 と読み進め、今回は、「行動心理捜査官」の肩書きを持つ<楯岡絵麻>が主人公です。

全5話から構成されていますが、舞台は三畳程度の取調室で、記録係の後輩刑事<西野>と二人だけで、事件の真相に迫っていきます。
通称28歳の美人捜査官<楯岡絵麻>は、通称「エンマ様」と呼ばれ、行動心理学を用いて被疑者を自白へと導きます。

「ノンバール理論」・「なだめ行動」・「ミラーリング」・「コールドリーディング」等、人間の心理や行動を分析しながら被疑者の嘘を見抜く手順は、面白く読めました。

<楯岡絵麻>は、15年前に高校の恩師が殺害された過去があり、その責任感から刑事になった経緯があります。
最終章で時効が成立する寸前、ひとりで専任捜査を行っている刑事<山下>から新たな情報が届き、次作に続きそうな感じで終わりました。

人間の行動心理の勉強にもなり、恩師の事件も気になり、続巻が出ることを期待したい一冊です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2013-04-11 08:46

面白そうですね。

テレビドラマに登場してるのかな…。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-04-11 17:54

うっ、テレビ番組は見ませんので??の世界ですが、ドラマ向きの内容だとおもいますね。
ただ、舞台設定が取調室だけというのは、ちとテレビ向きではないかもしれません。

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