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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(1182)【ヒメウラナミジャノメ】(15)

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ファルコン昆虫記(1182)【...
本日の神戸は35度を超える「猛暑日」でした。暑いさなか、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の【ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)】と遭遇しました。
 
金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を翅に持っています、茶色の小さなチョウです。この蛇の目紋は後翅裏に5つありますが、まれに6つから8つほど持つ個体もあり、そのため〈argus〉という学名を付されています。〈argus〉とはギリシャ神話の神で、100の目を持つ巨人アルゴスに由来しています。
 
タテハチョウ科ということで、脚は4本しか見えていませんが、成虫の前脚が短いためぱっと見たところでは脚が4本しかないように見えます。
 
よく見ると頭部と前の脚(中脚)の間に小さく折り畳まれた前脚があります。この前脚は歩行や掴まるためには役立ちませんが、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官としての働きに特化しています。食事や産卵の直前には餌や幼虫の食草・食樹の表面に前脚を伸ばし触れる動作がみれます。
 
#タテハチョウ科 #チョウ目 #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1181)【ウシアブ】(4)

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ファルコン昆虫記(1181)【...
昨日の神戸は、珍しく兵庫県内で一番最高気温が高く猛暑日の「35.3度」でした。
 
そんな昼間、体長25ミリほどのハエ目(双翅目)アブ科の【ウシアブ(牛虻)】と遭遇しました。
 
普通のハエをふたまわりほど大きくしたようなアブです。複眼は緑色で、全体的に灰緑色っぽく、腹部には淡黄色の三角班が並んでいます。
 
日本全国に分布しており、特に牧場や農場などで見られます。主に大型の哺乳動物(牛や馬)を吸血対象とし、家畜などの血を吸いますが、人間にもまとわりつき、時に血を吸おうとします。毒はありませんが、刺されるとけっこう痛いので、距離を置いて撮影しました。
 
 
#ハエ目 #双翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1180)【オンブバッタ】(14)

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ファルコン昆虫記(1180)【...
昆虫記の登場も(14)回目になりましたバッタ目(直翅目)・オンブバッタ科オンブバッタ属の【オンブバッタ(負飛蝗)】です。プランターの茄子栽培の葉が食害されていましたので、観察してみますと、地域での観察としては、9月9日の(13)以来2年ぶりの登場となる発見でした。
 
残念乍ら、メス・オスの「おんぶ」状態ではありませんでしたが、4センチを超える大きさから「メス」です。
 
頭部は前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んでつき、体の断面は三角形に近く、複眼・前胸部・後脚腿節にかけての白い線で背面と腹面が分かれています。
 
一般的にバッタ類が好むイネ科、カヤツリグサ科よりも、園芸植物のキク科、シソ科、ヒユ科、タデ科、ナス科、ヒルガオ科が良く狙われるようです。
#バッタ目 #昆虫 #直翅目

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新種のゴキブリ【ヒメマルゴキブリ】@沖縄県

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新種記載された【ヒメマルゴキブ... 新種記載された【ヒメマルゴキブリ】(撮影::柳澤静磨)
沖縄県内に生息し、「ダンゴムシ」のように丸くなるゴキブリ目「ヒメマルゴキブリ属」の1種が新種として日本昆虫分類学会が発行する学術誌に記載されています。磐田市竜洋昆虫自然観察公園(静岡県)の<柳澤静磨副館長>らの研究者チームが26日までに発表しています。
 
 「ダンゴムシ」の脚は14本に対し、「ヒメマルゴキブリ属」は6本。沖縄県内全域に加え、鹿児島県から台湾にかけ広く分布しています。体長は10~15ミリほどで木の上でよく見つかるといいます。
 
<柳澤静磨副館長>が2024年、「ヒメマルゴキブリ属」のゴキブリ約70匹の形態観察とミトコンドリアDNAを解析したところ、2種が混在していることが判明。知られていなかった種を「ペリスファエルス・ホライアヌス」として新種記載しています。和名は【ヒメマルゴキブリ】を対応させています。
 
新種はもう一つの種に比べて雌の成虫の頭部の上半分が暗赤色で、腹部の背面の穴の数も異なっているといいます。論文は同学会の学術誌『Japanese Journal of Systematic Entomology』に記載されています。
 
#ゴキブリ目 #ヒメマルゴキブリ属 #新種 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1179)仲良きことは(31)カメムシの幼虫

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昨日(1178)アップの「マエキヒメシャク」も紙切れの端みたいな小さい〈ガ〉でしたが、今回も2メートルほど離れた位置から体長1センチほどのカメムシの幼虫が、目に留まりました。仲良く2匹での移動のようでした。
 
体形と色合いから、 カメムシ目(半翅目)クヌギカメムシ科クヌギカメムシ亜科の〈クヌギカメムシ〉の幼虫のようです。クヌギカメムシの仲間は、他のカメムシよりも平べったい面白い姿をしています。
 
本州には、「クヌギカメムシ」・「ヘラクヌギカメムシ」・「サジクヌギカメムシ」が分布していますが、種までの同定は不完全変態の幼虫の段階では難しそうです。
 
雑木林のクヌギ、ナラ、カシワなどの樹上で観察できます。晩秋頃まで見られるカメムシで、遅い季節まで観察を楽しませてくれます。メスは、秋の終わり頃に、木の幹にひも状の卵塊を産みつけます。
#カメムシ目 #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1178)【マエキヒメシャク】

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ファルコン昆虫記(1178)【...
へばりつくように開帳20ミリほどの小さな白い〈蛾〉が止まっているのを見つけました。チョウ目に興味がない方には、素通りしそうな大きさです。チョウ目(鱗翅目)シャクガ科ヒメシャク亜科の【マエキヒメシャク】です。
 
春型と 夏型があり、夏型の方が小さいようです。淡褐色の3本の横線がある白いヒメシャクで、これは横線の間に小さな黒点が左右にある個体のようです。
 
右前翅の端部がかけていますが、危機一髪の出来事でもあったのでしょうか。
 
幼虫は、スイカズラ,ヤナギ,バラ,リンゴなどの葉を食草としています。
 
#シャクガ科 #チョウ目 #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(1177)【オオクロカメムシ】

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体長10ミリほどの カメムシ目(半翅目) カメムシ科クロカメムシ亜科の【オオクロカメムシ】です。
 
名称通り、光沢のない黑色をしています。同属の「イネクロカメムシ」や「ヒメクロカメムシ」に類似します。体色と体長から本種と同定しました。
 
水辺のイネ科植物の「アシ」や「ジュズダマ」などに寄生します。
 
#カメムシ目 #カメムシ科 #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1176)【エダナナフシ】

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全長10センチほどの、ナナフシ目の【エダナナフシ】がいました。短い触角の【ナナフシモドキ】と違い、体長ほどの長い触角をもっていますので、すぐに同定できます。
 
名称の「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではありません。
 
南極大陸を除くすべての大陸に分布し、熱帯および亜熱帯地域において最も多様性が高く、草食性であり、樹冠に生息しています。不完全変態であり、生活環は〈卵〉→〈幼虫〉→〈成虫〉の3段階に分かれています。多くの種は単為生殖を行い、雌は子孫を生むために受精を必要としません。〈ナナフシ〉のオスは珍しく、全国で十数例しか確認されていません。
 
【ナナフシ】は、世界に2500種類が分布しており、 日本には18種がいます。
 
 
 
 
#ナナフシ目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(1175)【ゴマダラカミキリ】(3)

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昨日、午前中雨模様の神戸の最高気温は「30.5度」でした。動かない【ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)】と遭遇、昆虫には「熱中症」はあるのでしょうか、疑問のままです。
 
【ゴマダラカミキリ】は、コウチュウ目(鞘翅目)カミキリムシ科ゴマダラカミキリ属に分類されていますが、「カミキリムシ」は、世界に2万種、日本には約800種のが分布しており、昆虫記(1161)のように種の同定できない「カミキリムシ」もいましたが、「蝶」についで愛好家が多い昆虫です。
 
幼虫も成虫も生木を食べますが、昼夜の区別なく活動するようで、クワ・イチジク・リンゴ・ナシ・バラ・ヤナギなどと幅広い食樹で、柑橘系の害虫として知られています。
 
体長35ミリほどですが、オス・メスの区別は大きさで見分けることは難しく、触角の長さがメスでは1.2倍程ですが、オスはそれ以上の長さがあり、見分ける手順ということで、右の触角は欠損しているようですが、この【ゴマダラカミキリ】は、メスのようです。
#昆虫

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ファルコン昆虫記(1174)【ウリハムシ】(4)

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我が家で栽培しています〈胡瓜〉の葉で観つけました甲虫目ハムシ科ウリハムシ属の【ウリハムシ(瓜葉虫)】です。
 
「テントウムシ」とよく似た飛行を見せます【ウリハムシ】の成虫は体長7~8ミリ程の黄褐色で、パッと見はとてもかわいらしい大きさで、悪いことをしそうにない姿をしていますが、春から夏にかけて、キュウリやメロン・カボチャなどウリ科植物に出現します。幼虫は根を食い荒らし、成虫は葉を〈トレンチ行動〉にて、食い荒らすので害虫となっています。
 
幼虫は約3~5週間かけて3齢を経たのち、土中で繭を作って蛹になり、1~2週間後に羽化します。新成虫が発生するのは7~8月で、葉や果実への成虫による被害は、越冬を終えた成虫が活動を始める5月頃と8月頃が最盛期です。
 
なお、本州のほとんどの地域では、【ウリハムシ】の発生は年に1回で、9月下旬には成虫が越冬場所に移動します。ただし、温暖な地域では9~10月に2世代目の成虫が発生することもあるようです。
 
日本には、よく似た姿で甲虫目ハムシ科ウリハムシ属として、前翅だけが黒い「クロウリハムシ(黒瓜葉虫)」がいます。
#トレンチ行動 #ハムシ科 #昆虫

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