記事検索

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://jp.bloguru.com/falcon
  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1225件

ファルコン昆虫記(1190)【チョウセンカマキリ】(11)

スレッド
ファルコン昆虫記(1190)【...
昨日の神戸の最高気温は「25.5度」でした。プランターの淵で、周辺をうかがうようにしていますカマキリ目カマキリ科の【チョウセンカマキリ】と遭遇しました。
 
獲物の捕獲体制なのでしょうか、カマキリは普通にしているだけなのでしょうが、そしてカマキリの〈複眼〉の構造にも秘密があって、どこから見てもこっちを見ているような不思議な構造していますが、その目の構造を〈偽瞳孔〉と呼んでいます。
 
〈偽瞳孔〉は、昆虫の複眼において、特定の角度から見ると瞳孔のように見える黒い点のことを指します。この現象は、複眼の構造によるもので、光が反射しない部分が黒く見えるためです。
 
また、「カマキリ」の目は、〈複眼〉と呼ばれる構造を持ち、これが2つあります。さらに、〈複眼〉の間には光を感知するための〈単眼〉が3つ存在します。カマキリの〈偽瞳孔〉は、どの角度から見ても常にこちらを向いているように見えるため、視線が合っているように錯覚させます。
 
人間は左右の目で見える角度によって奥行きを感知していますが、「カマキリ」は片目だけでも、奥行きを感知できます。微妙な距離をつかむことができ、飛んでいる小さな虫も巧みに狩ることができます。
#カマキリ目 #カマキリ科 #偽瞳孔 #単眼 #昆虫 #複眼

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1189)【アサギマダラ】

スレッド
ファルコン昆虫記(1189)【...
秋の七草であり好物の「フジバカマ」(余談ですが、本日10月17日のお誕生日の花です)に、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科マダラチョウ亜科の【アサギマダラ(浅葱斑)】が蜜を吸っていました。
 
前回(103)で登場の撮影時に比べて、翅を広げたきれいな姿となりました。黒い網目模様に浅葱色の翅を持ち、翅を広げると10センチほどの大きさになります。
 
長距離を移動することから旅をするチョウとして知られる【アサギマダラ】ですが、夏は北日本や標高の高い場所に生息し、秋になると越冬のために南下、九州や沖縄、台湾まで移動しその距離は2000キロを超えると言われています。
 
【アサギマダラ】の大移動に関してはあまり知られておらず、1980年代ごろから翅の部分に日付や場所を書き込んで放し、再び捕獲された情報を集約するマーキング調査が進められています。
 
アサギマダラは例年通りであれば、10月末まで翅を休め、再び、長い旅に出発します。
#タテハチョウ科 #チョウ目 #昆虫 #秋の七草 #鱗翅目

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1188)「ガガンボ」

スレッド
ファルコン昆虫記(1188)「...
網戸に留まっていましたハエ目(双翅目)・糸角亜目・ガガンボ科の総称「ガガンボ」です。
 
成虫の形態は、蚊を一回り大きくしたような外見を持つ種類が多いようです。ただし、蚊と違い人や動物を刺して吸血することは無く、成虫は花の蜜を主食としています。
 
名称は「蚊の母」を意味しており、元は「カガンボ」だったのがなまって「ガガンボ」として普及したとされています。日本各地でさまざまな地方名があり、「カトンボ」や「アシナガトンボ」などがあります。
 
「ガガンボ」は、日本国内だけでなく世界中に生息しており、その種類数は15000種類以上とも言われています。日本に生息する種類だけでも700種類以上と言われていますので、同定が難しそうですので、総称としています。
#ガガンボ科 #ハエ目 #昆虫

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1187)【ジョロウグモ】

スレッド
ファルコン昆虫記(1187)【...
かわいそうなクモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属の【ジョロウグモ】と遭遇しました。写真でわかりますように8本あるべき脚が欠けています。【ジョロウグモ】の天敵のひとつである、「カマキリ」にでも攻撃されたのでしょうか?
 
〈蜘蛛〉は、「クモガタ類」という独自のグループに属する生き物ですが、あえて昆虫記で登場させています。〈昆虫〉は「頭部」・「胸部」・「腹部」の3つに分かれ、足は胸部から6本生えていますが、〈蜘蛛〉は「頭胸部」と「腹部」の2つに分かれ、足は8本あります。
 
「ハエトリグモ」の中には、【アリグモ(蟻蜘蛛)】などという、アリグモ属に分類される紛らわしい形態の〈蜘蛛〉がいます。
 
〈蜘蛛〉や〈昆虫〉の共通の祖先にあたる大昔の節足動物は、「ムカデ」のようにもっとたくさんの足を持っていました。しかし、進化の過程でそれぞれのグループが異なる環境に適応するため、体のつくりを特殊化させています。〈蜘蛛〉が属する〈鋏角類〉というグループは、進化の早い段階で、体の前方の〈付属肢〉を〈鋏角〉と呼ばれるハサミ状の口器に変化させ、歩行に使う足〈歩脚〉を4対(8本)に定着させるという道を選びました。
 
〈昆虫〉には、頭から2本の触角を伸ばし、匂いや振動を感じ取っているのに対し、〈蜘蛛〉には触角がありません。その代わり、〈蜘蛛〉は〈歩脚〉にある感覚毛などで振動や空気の流れを敏感に感じ取っているだけに、この後の活動が気になります。
 
#クモ目 #ジョロウグモ科 #昆虫 #歩脚 #蜘蛛 #鋏角類

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1186)【ツヤアオカメムシ】(8)

スレッド
ファルコン昆虫記(1186)【...
昨日の神戸の最高気温は「27.6度」でした。
 
部屋の明かりで飛来したのでしようか、網戸に体長15ミリほどのカメムシ目(半翅目) カメムシ科 ツヤアオカメムシ属【ツヤアオカメムシ】が止まっていました。腹側からの撮影ですが間違いなく同定できる一種です。
 
今年は2月に越冬の【ツヤアオカメムシ】と遭遇、大量発生の兆しかなと感じていましたが、【ツヤアオカメムシ】の発生には隔年周期があるようで、昨年は発生の多い「表年」に当たり大量発生でしたが、今年はその後見かけることもなく夏が過ぎ去りました。
 
今年の夏は猛暑日が多く、昆虫たちも活動しずらかったようで、「クマゼミ」も例年に比べて数が少なく感じ、活動期間も短く感じました。
#カメムシ目 #カメムシ科 #半翅目 #昆虫

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1184)【セスジスズメ】の幼虫(4)

スレッド
ファルコン昆虫記(1184)【...
尾部に先が白い〈尾角〉をもっている、チョウ目(鱗翅目)スズメガ科コスズメ属の【セスジスズメ】の全長8センチほどの幼虫と遭遇しました。
 
〈尾角〉があるだけで「スズメガ科」の幼虫だとわかり、昆虫記では、(757)【エビガラスズメ】や(870)【ビロードスズメ】などがいました。
 
幼虫はヤブガラシ、ノブドウ、ホウセンカ、コンニャク、サトイモ、サツマイモなど、多様な植物の葉を食べますが、サナギになる時は地面に降りるものが多いようです。
 
基本は土中に潜ってサナギになりますが、「コスズメ」や「セスジスズメ」などは地表で簡単な蛹室(ようしつ)を作ってサナギになります。
#スズメガ科 #チョウ目 #昆虫 #鱗翅目

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1182)【ヒメウラナミジャノメ】(15)

スレッド
ファルコン昆虫記(1182)【...
本日の神戸は35度を超える「猛暑日」でした。暑いさなか、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科の【ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)】と遭遇しました。
 
金環の付いた、ひときわ目立つ蛇の目紋を翅に持っています、茶色の小さなチョウです。この蛇の目紋は後翅裏に5つありますが、まれに6つから8つほど持つ個体もあり、そのため〈argus〉という学名を付されています。〈argus〉とはギリシャ神話の神で、100の目を持つ巨人アルゴスに由来しています。
 
タテハチョウ科ということで、脚は4本しか見えていませんが、成虫の前脚が短いためぱっと見たところでは脚が4本しかないように見えます。
 
よく見ると頭部と前の脚(中脚)の間に小さく折り畳まれた前脚があります。この前脚は歩行や掴まるためには役立ちませんが、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官としての働きに特化しています。食事や産卵の直前には餌や幼虫の食草・食樹の表面に前脚を伸ばし触れる動作がみれます。
 
#タテハチョウ科 #チョウ目 #昆虫 #鱗翅目

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1181)【ウシアブ】(4)

スレッド
ファルコン昆虫記(1181)【...
昨日の神戸は、珍しく兵庫県内で一番最高気温が高く猛暑日の「35.3度」でした。
 
そんな昼間、体長25ミリほどのハエ目(双翅目)アブ科の【ウシアブ(牛虻)】と遭遇しました。
 
普通のハエをふたまわりほど大きくしたようなアブです。複眼は緑色で、全体的に灰緑色っぽく、腹部には淡黄色の三角班が並んでいます。
 
日本全国に分布しており、特に牧場や農場などで見られます。主に大型の哺乳動物(牛や馬)を吸血対象とし、家畜などの血を吸いますが、人間にもまとわりつき、時に血を吸おうとします。毒はありませんが、刺されるとけっこう痛いので、距離を置いて撮影しました。
 
 
#ハエ目 #双翅目 #昆虫

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン昆虫記(1180)【オンブバッタ】(14)

スレッド
ファルコン昆虫記(1180)【...
昆虫記の登場も(14)回目になりましたバッタ目(直翅目)・オンブバッタ科オンブバッタ属の【オンブバッタ(負飛蝗)】です。プランターの茄子栽培の葉が食害されていましたので、観察してみますと、地域での観察としては、9月9日の(13)以来2年ぶりの登場となる発見でした。
 
残念乍ら、メス・オスの「おんぶ」状態ではありませんでしたが、4センチを超える大きさから「メス」です。
 
頭部は前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んでつき、体の断面は三角形に近く、複眼・前胸部・後脚腿節にかけての白い線で背面と腹面が分かれています。
 
一般的にバッタ類が好むイネ科、カヤツリグサ科よりも、園芸植物のキク科、シソ科、ヒユ科、タデ科、ナス科、ヒルガオ科が良く狙われるようです。
#バッタ目 #昆虫 #直翅目

ワオ!と言っているユーザー

新種のゴキブリ【ヒメマルゴキブリ】@沖縄県

スレッド
新種記載された【ヒメマルゴキブ... 新種記載された【ヒメマルゴキブリ】(撮影::柳澤静磨)
沖縄県内に生息し、「ダンゴムシ」のように丸くなるゴキブリ目「ヒメマルゴキブリ属」の1種が新種として日本昆虫分類学会が発行する学術誌に記載されています。磐田市竜洋昆虫自然観察公園(静岡県)の<柳澤静磨副館長>らの研究者チームが26日までに発表しています。
 
 「ダンゴムシ」の脚は14本に対し、「ヒメマルゴキブリ属」は6本。沖縄県内全域に加え、鹿児島県から台湾にかけ広く分布しています。体長は10~15ミリほどで木の上でよく見つかるといいます。
 
<柳澤静磨副館長>が2024年、「ヒメマルゴキブリ属」のゴキブリ約70匹の形態観察とミトコンドリアDNAを解析したところ、2種が混在していることが判明。知られていなかった種を「ペリスファエルス・ホライアヌス」として新種記載しています。和名は【ヒメマルゴキブリ】を対応させています。
 
新種はもう一つの種に比べて雌の成虫の頭部の上半分が暗赤色で、腹部の背面の穴の数も異なっているといいます。論文は同学会の学術誌『Japanese Journal of Systematic Entomology』に記載されています。
 
#ゴキブリ目 #ヒメマルゴキブリ属 #新種 #昆虫

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり