ファルコン昆虫記(1192)【ホシハラビロヘリカメムシ】(7)
12月
21日
今年最初の昆虫記の始まりは、5月14日(1150)のカメムシ目(半翅目)ヘリカメムシ科ハラビロヘリカメムシ属【ホシハラビロヘリカメムシ】でしたが、今年最後の昆虫記になりそうですが、これまた【ホシハラビロヘリカメムシ】を観察できました。昨日の神戸は最高気温が「20.3度」と温かく、越冬体制から、動き出してきたみたいです。
逆光でわかりづらいのですが、逆に腹部周囲の模様は判別できるようです。体長15ミリほど、黄褐色をしており、腹部の幅が広く、前翅に丸い斑紋が左右に一つずつあります。マメ科の雑草に普通に見られ,特に「クズ」に集まります。
ヘリカメムシ科は250属、1800種にも達する大きな群であり、いくつもの亜科や族に分けることが試みられています。本種の属するハラビロヘリカメムシ属はヘリカメムシ亜科ハラビロヘリカメムシ族に含めますが、日本ではここに含まれるものとして5種が知られていますが、本種は本州、四国、九州、伊豆諸島、隠岐、対馬、甑諸島、大隅諸島、トカラ列島に分布し、一番普通に見られます。


