焦点の甘い写真で恐縮ですが、何せ体長3ミリほどの大きさで、せわしく動き回りますので、撮影にてこずりましたハエ目(双翅目)アシナガバエ科ホソアシナガバエ亜科の【ウデゲヒメホソアシナガバエ】です。
何とか全体の色合いの特徴はとらえられていると思います。
複眼は赤色ですが、緑色に見え、体色は金属光沢のある青緑色の小さな奇麗なハエです。体色には変異があり赤みを帯びたものもいるようです。胸背には刷毛が見え、脚は長く黒色、一部淡色で、前脚第1、第2符節に短毛が密生しています。これが名の由来になっています。
本種は和名があって、学名が未定という奇妙なことになっていますが、研究の進んでいない分野では良くあることで、世界のアシナガバエに関するデータが充分揃っておらず、種の記載にまでは至っていないようです。