読書会でドラッカーを読み進めながら(Day9)「知力とは別の、成果をあげるための能力が必要」

「成果をあげる」ための能力とは... 「成果をあげる」ための能力とは?
読書会でドラッカーを読み進めな...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」

【成果をあげる能力とは何か】

(1)ものをなすべき者の仕事は、成果をあげること。しかし、ものごとをなすべき者のうち、大きな成果をあげている者は少ない。

(2)知力はある。想像力もある。知識もある。しかし、知力や想像力や知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。

(3)頭が良い者が、知的な能力がそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。

(4)知力や想像力や知識は、あくまで基礎的な資質である。それらを成果の結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。

(5)これが当然明らかにも拘わらず、この点が放置されていた理由の一つは、成果をあげることが、組織に働く知識労働者に特有な能力だからである。

(6)肉体労働者は能率を上げれよい。決められたことを正しく行う能力があれば良い。


続きは、また後日に記します。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day27、final)「『ヒト』こそ経営資源!」

「経営社員」の育成が社会貢献に... 「経営社員」の育成が社会貢献につながる!
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。

そして今回が最終日。筆者、木村勝男氏の想いを最後にお伝えしたく、最終章からキーポイントを記します。

最終章「おわりに」

章立て
1.社員のやる気を高めるためには?
2.中小企業が生き残る道
3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!


1.社員のやる気を高めるためには?

(1)多くの経営者・管理職が人材に関する課題を抱えている。
「社員にもっとやる気を出して欲しい」
「社員のやる気を高めるにはどうしたら良いのか?」

(2)そもそも「やる気」というのは社員個人に要求すべきものだろうか?また、単に気持ちの問題なのだろうか?冷静に考える必要がある。

(3)「やる気」特に目標達成や成長に対する意欲は、会社のビジョンと個人の夢が上手く連動することで生まれる。また、教育プログラム、業績評価制度、適切なインセンティブといった「仕組み」も必要。


2.中小企業が生き残る道

(1)日本経済を支えるのは中小・零細企業。しかし取り巻く経営環境は年々厳しくなっている。売上や利益額で大企業に及ばなくても「1人当たりの生産性」で勝つことは十分可能である。

(2)一人当たりの生産性を上げるためには、社員一人一人の能力向上が不可欠。

(3)本書に書いた内容は難しい理論には基づいていない。愚直に実践していくことが重要。そして結果を出すこと、これが経営者の役割。


3.「経営社員」育成が社会貢献につながる!

(1)「ヒトこそが経営資源である」
経営資源と言えば「ヒト・モノ・カネ」と言われるが、実際にはモノもカネも「ヒト」が生み出すもの。

(2)人材育成こそが、その企業の競争力を高める。従って、どんな人材を育成すべきかという点はしっかり考えなければならない。それが「経営社員」である。

(3)経営は社長がするものではなく、全社一丸となってするもの。これが実現できれば大企業にも負けない強くて良い会社を作ることが出来る。

(4)「うちは小さいけれど、社員を幸せに出来る会社、社会の役に立てる会社だ」と胸を張って言える、そんな会社が増えることを願う。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#やる気 #コーチ #コーチング #ビジョン #リーダー #リーダーシップ #仕組み #実践 #生産性 #組織 #経営社員 #経営資源

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day26)「夢はあるもではなく、育てるもの」

夢を育てる! 夢を育てる!
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第5章「誰もが『経営社員』の原石」

これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。

全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(完了)
4.夢を追いかける(本日)


「夢を追いかける」

章立て
1.あと一歩が踏み出せない社員へ
2.明日から今を見よ!
3.無限の未来を切り開く


1.あと一歩が踏み出せない社員へ

(1)「夢に日付を入れよ」とはワタミ株式会社の渡邉美樹会長の言葉。私は、夢には「日付」と「数字」を入れ、カタチにすることが大事だと考えている。

(2)「夢+日付=目標」と捉える。夢を持つのは大切なことだが、「いつまでに」というのが明確でなければ行動を起こす原動力にならない。これは個人でも会社でも同じ。

(3)「夢+数字=計画」と考え、計画を立てることが大切。目標があって計画があれば、今、自分は何をどれだけやる、というアクションプランが立てられる。

(4)「あと一歩が踏み出せない」と悩んでいる人は、とにかくアクションプランを立てて、それを実行するという経験を増やす。

(5)経営者の仕事は、会社の夢であるビジョンを掲げ、それに具体的な期日を決め、必要な数字を与える。

(6)この発想は会社でも、個人でも全く同じ。「あなた自身、人生の経営者」なのである。


2.明日から今を見よ!

(1)年齢は関係ない。今の自分はこれまでの自分と比べれば、最も年取った存在であると同時に、これからの人生の中では、今この瞬間が最も若い。

(2)「過去と他人は変えられない」過去を悔やんだところで何も良くならない。

(3)若い人は過去のカレンダーよりも未来のカレンダーをより多く持っている。未来に想いを馳せる方がよほど健全である。

(4)「これからの自分はどのようになりたいのか?」五年後十年後の自分を思い描き、そこから今日の自分を振り返ってみると、その可能性の大きさと、同時に成長のための課題も見えてくる。

(5)今、目の前にある課題を、自分の夢を叶えるための課題と捉えて少しずつ解決していく。その姿勢が重要。

(6)夢はあるもではなく、育てるもの、なのである。


3.無限の未来を切り開く

(1)我々を取り巻く労働環境は大きく変化している。その中で労働生産性、特に知的生産性を発揮できるかが大きな鍵を握る。高い知的生産性を発揮する人材の一つの形が「経営社員」である。

(2)これからのビジネスの現場では一人一人の社員が経営者の視点を持って仕事に取り組むことが求められる。

(3)もし「経営社員」であることにも飽き足らなくなったら、次の選択肢が見えてくる。それは「あなたが経営者になる」というものである。

(4)経営者になる選択肢は色々ある。しかし機会があって選ばれてなるもの。あなたが「経営社員」であり、経営者になるという気持ちを持ち、準備を続けていれば、必ずそうしたチャンスは訪れます。

(5)経営者になるという選択肢は、無限の未来を切り開くことへのチャレンジである。


ではまた明日!
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#コーチ #コーチング #リーダー #リーダーシップ #夢を育てる #数字 #日付 #組織 #経営社員

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day25)「成長できない会社なら飛び出してしまえ!」

木村勝男著「放牧経営」を読み進...
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第5章「誰もが『経営社員』の原石」

これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。

全体構成
1.先ずは「心掛け」(完了)
2.時間を大切に(完了)
3.行動を変える(本日)
4.夢を追いかける


「行動を変える」

章立て
1.小さな組織で大きな仕事を
2.読書のススメ
3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!

1.小さな組織で大きな仕事を

(1)一般的には大きな組織の方が大きな仕事に取り組めるという印象を持ちがち。

(2)しかし、小さな組織でも大きな仕事を回すことは出来る。その方法は、外部の協力者と適切なアライアンス(提携)を組むこと。

(3)何でもかんでもは自社内では難しい。そこで必要な時に必要な資源を必要なだけ活用するのが、変化の激しい時代の仕事の仕方である。

(4)提携におけるポイントは、
①自社に、他社には真似の出来ない技術やノウハウがあること
②提携相手に十分な利益を提供すること

(5)外部のパートナーと良好な関係を築くことは、会社同士の関係に留まらない。個人レベルの仕事でも重要である。

(6)他者と提携した結果の仕事に関しては、成果配分を「相手が51、自分が49」としたい。


2.読書のススメ

(1)本なんか読まない人間だった。なぜなら実践を重視してきたので。

(2)しかし実践や経験できることには限りがある。グローバル化・IT化などの変化の激しい時代に経験だけに頼ることは不可能。

(3)そこで他人の経験を自分のものにするための工夫、それが読書である。

(4)ではどのように読書べきか?ビジネス書に限定すれば、身の回りの本を手当たり次第読むこと。一冊から一つの知識を得られれば元が取れるという感覚で充分。


3.成長できない会社なら飛び出してしまえ!

(1)前途ある若い人に伝えたいことは「あなたが成長出来ない会社なら飛び出してしまえ!」ということ。

(2)安易な転職を勧めている訳ではない。先ず今いる会社で自分が成長するための努力をとことんやった上での話。

(3)成長するためになすべき努力は山ほどある。それをしないで会社に文句ばかり言っているようでは、たとえ転職しても上手く行くはずがない。

(4)一方、現在の厳しい経営環境では、常に勉強し、新しい知恵を積み重ね経営に活かそうとしない経営者の下では会社は発展出来ない。

(5)自分から喜んで成長努力したくなる会社に移るべきである。自分の武器は何か?を常に追求すること。自分自身を「経営社員」として育てることが必要である。


ではまた明日!
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#アライアンス #コーチ #コーチング #パートナー #リーダー #リーダーシップ #成長 #武器 #組織 #経営社員 #読書

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day23)「『自分の思った通りの会社』など無い!」

「自分の思った通りの会社」など... 「自分の思った通りの会社」など無い!
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第5章「誰もが『経営社員』の原石」

これまでの内容は経営者・管理職向けのものだった。この章は若手社員や若者に向けた内容である。もちろん若手社員を育てる立場にある経営者・管理職にも読んで頂きたい。

全体構成
1.先ずは「心掛け」(本日)
2.時間を大切に
3.行動を変える
4.夢を追いかける


「先ずは『心掛け』」

章立て
1.もやもやしている若手社員へ
2.自分はさがすものではない
3.頭でっかちになるな!行動せよ!

1.もやもやしている若手社員へ

(1)終身雇用と年功序列という、日本社会を支えてきた人事制度は崩れ去った。

働く社員の側も、自分自身の将来に対してしっかりとした意識を持つ必要がある。常に自分の能力を高める努力をしなければ、労働市場からはき出されてしまう。

(2)「自分の思った通りの会社」など、どこにもないということ。

会社は多くの人が集まって出来る組織であり、外部環境の変化にいつも晒されている。つまり「会社は常に変化する存在」であり、社員一人一人が変化の源泉である。

(3)勤めている職場が小さな会社だから出来ない、と諦める必要はない。むしろ逆である。

小さな会社だから出来ることは多い。あなたの力で大きく変えることは出来る。

(4)しかし、それは経営者の理解が必要。あなたの能力を引き出し、伸ばしてくれる経営者が必要である。

もし社長がそうした経営者でなければ、その会社を飛び出しなさい。


2.自分はさがすものではない

(1)自分探しに多くの時間を割く若者がいるが、「本当の自分」を探すことは、時間の無駄だ。

現に今そこに居るあなたこそが「自分」であって、それ以外の自分などいない。今に自分に満足できない人が逃避のための口実としてつくるのが「本当の自分」というもの。

(2)自分探しに時間を使うより、本をたくさん読み、人の話を聞く中で素直な自分を育てる方が有益である。

(3)一方「こうありたい自分」を思い描くことは大切である。それは自分の夢でありビジョンである。夢に向かうことで、人は最大速度で成長できる。

(4)そして夢を描いたら、そこに行き着くまでの仮説を立て、行動することが重要である。


3.頭でっかちになるな!行動せよ!

(1)本を読み、人の話を行くことで色々な事を知り、学ぶことが出来る。

しかし、頭の中だけでシミュレーションする能力だけでは不十分だ。「まずやってみよう」という行動を忘れてはいけない。

(2)失敗を恐れてはいけない。失敗や苦労こそが人を育てる。失敗することより、何もしないことの方こそ、恐れるべきである。

(3)理屈だけをこねる人は、会社を斜めから見て批判するばかりで前に進めない。

(4)ビジネスマンは行動し、結果を出して初めて価値が出るのである。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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(新年を迎えて③)「リーダーシップ」というものを思う時(8)「決断に迷ったら『ゴー』だ!」

(新年を迎えて③)「リーダーシ...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

不定期ですが、

『「リーダーシップ」というものを思う時』

というタイトルで綴っています。


新年2022年も明けて、今日はもう三日目。
お正月の三が日は今日で終わり、明日が仕事初めという方も多いと思います。

そこで今日も一昨日・昨日に引き続き、会社組織やグループを率いるリーダーの方々に向けて、メッセージをお伝えしたいと思います。

今日のメッセージは

「決断に迷ったら『ゴー』だ!」

職場のリーダーや管理職である皆さんは日々、決断に迫られていると思います。

そしてその意思決定には、自明で判断が簡単なものもあれば、思わず唸ってしまうものまで千差万別だと想像されます。

意思決定を難しくしているのは、

- 判断・決断するための情報が、潤沢に無いこと
- 判断・決断するための、時間的余裕がないこと

企業内で管理職をしていた私も、これまで何度となく決断に迫られる場面に遭遇しました。

個人的には、出来るだけ様々な角度の情報を集めて、良い点と悪い点(Pros & Cons)を比較検討した上で、意思決定したい。

しかしそんな悠長なことを言っている場合ではないことが、残念ながら多いです。

「部長、今ここで決済を頂きたいのですが....」

「砂村、この案件をどうするのか、2時間後に答えを出すように!」

生来、慎重で物事を論理的に理解・実行するタイプの私は、この「瞬間的」に判断をするのが苦手でした。

前もって色々考えて、準備して、計画通り粛々と進めるのが好きなのです。

こんな私が考え出した自分なりの心掛けが、今日のメッセージにある

「決断に迷ったら『ゴー』だ!」

なのです。

そもそも「迷う」ということは、全くダメということでは無いはず。

もちろん100%大丈夫、という訳でもない。判断基準(ゲージ)では、その間に位置している。具体的には「50%」くらいの位置に捉えていると感じています。


ここで私自身の慎重な性格を勘案すると、ゴーサインを出した時の成功確率を、恐らく厳しめに予想している、と想像されます。


「コップが水で、半分充たされています。この水の量をどう感じますか?」

この問いかけをされたら、皆さんはどう答えますか?

「おー、半分も残っている!のどが渇いているから、一気に飲んでしまいたい!」

「え、半分しかないのか。この量で頂上まで持つだろうか?」

置かれた状況や、その人の性格によって感じ方は異なります。

翻って私は、迷っているという状況は、性格からして

「勝算あり」と思っているけど、少し慎重に冷静になり過ぎているのでは?

ここから導き出したのが

「決断に迷ったら『ゴー』だ!」

という自分なりのスローガンです。

もちろん、挑戦しないで後悔するより、やってみて何とか成功させるように努力することが重要、という発想も裏にあります。

VUCAの時代と言われ、なかなか先を見通すのが難しい世の中。自分なりの判断基準を持つことは重要です。

しかし一方、その枠から一歩、外に飛び出して時勢に乗っていく。そんな勇気も時には必要かと感じます。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #リーダー #リーダーシップ #勝算 #挑戦 #決断 #組織

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(新年を迎えて②)「リーダーシップ」というものを思う時(7)「コトよりヒトに焦点を当てる」

(新年を迎えて②)「リーダーシ...
(新年を迎えて②)「リーダーシ...
(新年を迎えて②)「リーダーシ...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

不定期ですが、

『「リーダーシップ」というものを思う時』

というタイトルで綴っています。


新年2022年も明けて、今日が二日目。

昨日に引き続いて今日も、会社組織やグループを率いるリーダーの方々に向けて、メッセージをお伝えしたいと思います。

今日のメッセージは

「コトよりヒトに焦点を当てる」

つい我々は「何に対して、どう対応するか?」という視点で日常を過ごしています。

特に組織内での業務・仕事に関しては、なおさら「その業務を、どのような手続きで完了させるか?」という道筋を常に追いかけているように感じます。

しかし、与えられた業務や仕事に取り組むのは、取りも直さず、自分自身はもちろん、メンバーや部下。先ずは、その「ヒト」に焦点、つまり「誰がそれを扱うのか?」を先ずは考えた上で、業務遂行を考えたいです。

例えば、

『この業務を遂行することは、Aさんにとって、どういう意味があるだろうか?』

『そもそもAさんって、どんな人なんだろう?何を目標・目的に会社で働いているのだろうか?』


『この課題の解決方法を見出すことは、Bさんの今後の仕事にどう影響するだろうか?』

『そもそもBさんって、どういう仕事に携わって、どういう成果や体験をしたいと考えているのだろうか?』

つまり、
「コト」ではなく先ずは「ヒト」に焦点を当てて考えてみる。

すると、それまで見えなかったものが、見えてくるように思います。

それは例えば、

『この業務を本当にこなす意味・意義は何だろうか?』

『なぜ自分自身で対応せず、Cさんに依頼するのか?』

いかがでしょうか?

「事柄」ではなく、それを扱う「人間」に焦点を当てて、日常業務を捉え直してみる。

これは実は引いては、自分自身の内省にも繋がります。

これまでとは視点を変えて今年は、こんな視点を持ちながら、進んで行きたいです。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #ヒト #リーダー #リーダーシップ #内省 #意味 #意義 #組織

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day22)「『アウトプットの場』が社員を成長させる」

アウトプットの場が人を成長させ... アウトプットの場が人を成長させる!
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~

章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)


「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」

章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法


1.「経営社員」を育てる方法とは?

昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。

2.八つの方法

まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!(完了)
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!(完了)
(3)中期計画を立てよ!(完了)
(4)年度目標を立てさせよ!(完了)
(5)財務を教えよ!(完了)
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!(完了)

(7)個人目標を立てさせよ!(本日)
(8)アウトプットさせよ!(本日)


今日は最後の2つの方法について記述します。

(7)個人目標を立てさせよ!

①目標は会社の目標だけでなく、社員一人一人に自分の「個人成長目標」を設定させる。

②その際には「何のために・何を・いつまでに・どれだけ」という四点を明確にする。

③「いつまでに・どれだけ」は期限と量を明確にする、ということ。

④そして、個人成長目標も計画を立て、実行して、その進捗をモニターして、というサイクルを回す。即ち「PDCAサイクル」の練習をする。

⑤個人目標の設定は、求めていたものを得るだけではなく、そのための能力を高める一石二鳥の方法である。


(8)アウトプットさせよ!

①経営社員を育成するために、経営者としての心得と方法を伝えてきた。そして、最も簡単で最も成長を早める、というとっておきの方法は「アウトプット」の機会を与える、ということ。

②個人成長目標に関して、「朝礼」などの機会を作って定期的に進捗報告をさせることで、計画と実行のずれが明確になる。

③個人成長目標は個人的なものなので、進捗に関して他人から非難されるものではないが、社員同士で進捗状況を共有することでお互いの状況を聞き、理解することが出来、自分の考えを高めて行くことが出来る。すると何が自分に必要なのかを自然に考えるようになっていく。

④つまり「アウトプット」をさせることで、インプットの重要性が認識できる。だからアウトプットの場を創ることが重要なのである。


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#PDCAサイクル #アウトプット #インプット #コーチ #コーチング #リーダー #リーダーシップ #個人目標 #組織 #経営社員

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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day20)「計画づくりは社員に考えてもらう」

計画づくりは社員に! 計画づくりは社員に!
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今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~

章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(完了)
2.五つの心得(完了)
3.八つの方法(本日)


「八つの方法:どんな会社でも経営社員は必ず育つ」

章立て
1.「経営社員」を育てる方法とは?
2.八つの方法

1.「経営社員」を育てる方法とは?

昨日までの「五つの心得」に続いて、経営社員を育てる八つの方法を紹介する。どれもこれも簡単な方法で、誰にもできる。ただし成果が出るかどうかは、やり続けられるかどうか、その一点に掛かっている。

2.八つの方法

まずは八つの方法を列挙すると以下の通り。
(1)おおぼらを吹け!(完了)
(2)夢に日付と数字を入れさせよ!(完了)
(3)中期計画を立てよ!(本日)
(4)年度目標を立てさせよ!(本日)
(5)財務を教えよ!
(6)何を社会に提供しているかを教えよ!
(7)個人目標を立てさせよ!
(8)アウトプットさせよ!


昨日に続いて今日は、次の2つの方法について記述します。

(3)中期計画を立てよ!

①夢を描くことは重要。そしてその中で、夢(ビジョン)と現実のギャップを知る。

②そのギャップを知り、なぜそのような違いがあるのかを全社で考える。

③一足飛びに夢まで到達できない。そこでビジョン達成までを年限を三年ずつに区切る。その第一次計画だけは「現状からのボトムアップ」で作る。

④つまり夢(ビジョン)は、懸命に取り組めば何とか達成出来る数字であることが重要なのである。

⑤会社の中期計画は、会社のポテンシャルを発揮させる強い武器である。


(4)年度目標を立てさせよ!

①中期計画を立て、目標設定がされたら、次は年度目標を設定する。会社の動きを一年というスパンで見るのはたいていの社員が出来る。従ってここはとことん社員に考えてもらう。

②理念に始まり、経営方針、部門目標、個人目標、を順に決定していく。この時に、社員一人一人が、なぜこの目標に取り組むのか、という意味を知ることが重要。

③目標の数値だけでなく意味を知っている社員は、全社的な動きの中での収益性を理解します。「売上は伸びても利益が伸びない」というバカげた売り方はしないはず。

④つまり、年次経営計画の作成は、社員が財務に関する生きた知識を身に付ける教室にもなり得る。

⑤会社全体の利益を最大にするにはどうすべきか?純利益に意識を向けるようにし、やがてB/Sと関連したROAやROEといった指標を考えられるように仕向けて行く。

ではまた明日!
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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day14)「人を育てるためには、挑戦できる環境を創る」

木村勝男著「放牧経営」を読み進...
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第3章「『経営社員』の育つ会社」

章立て
1.なぜ経営社員を育てられないのか?(完了)
2.経営者の通信簿(完了)
3.B/S経営とは?(完了)
4.経営理念 x B/S経営(完了)
5.経営理念の浸透(完了)
6.小さい会社こそ「経営社員」は育つ(本日)


「小さい会社こそ『経営社員』は育つ」

章立て
1.経営社員が育ちやすいのは中小企業
2.人を育てることなど出来ない!


1.経営社員が育ちやすいのは中小企業

(1)「経営社員」は経営者の視点で、会社の全体最適を意識して行動する。このことは大企業でどれだけ出来るものなのか?

(2)大企業では理念・ビジョンの共有は可能だろう。しかし現場レベルの情報を全員が知ることは難しい。

そこで大企業では、ピラミッド型組織の仕組みを導入し、ミドル役マネジャーを置くなど役割分担を明確にしている。

(3)一方、中小企業では組織が小さいためミドルマネジャーは不要、互いに直接情報の共有が可能である。

従って中小企業では、経営者以外は全てフラットな「鍋ぶた型」組織になっていることが多い。

(4)鍋ぶた型組織では、硬直化するトップが情報を把握し、経営に携わるということになりがち。

(5)しかし、社内での情報共有が進み、経営者視点で物事を判断できる「経営社員」が育てば、その組織はやがて外部環境への反応の素早い「ネットワーク型」組織に進化する。

会社の中が、理念や方向性を共有しながら複数の経営者が戦略的に結合した状態になる。

(6)小さな会社の最大の強みは、経営社員が育ちやすい、ということ。


2.人を育てることなど出来ない!

(1)敢えて矛盾している表現だが、人を育てることは出来ない。

(2)では、成長過程にある社員に最も必要なものは何か?それは彼らが新しいことに挑戦するステージだと考えている。

(3)人は育てるのではなく「自らの意思で育っていくもの」。人財育成とは、人が育とうとしている芽を潰さず守ってやること。

(4)具体的にどうすればよいか?第一段階は、基礎スキルを教え込む。第二段階は、与えられた仕事の中で実践的に学ぶ。

(5)ここまでは教育の段階。一般社員はここまで良い。しかし「経営社員」が育つためには、第三段階として、挑戦できる環境を創ることが必要である。

(6)現場の改善提案をしてきた社員がいれば、まずはやらせてみる。新しいビジネスの仕組みを考案した社員がいたら、会社がリスクを負える範囲内で自由にやらせてみる。もし失敗しても、責任を問うのではなく、原因を追究する。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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