講談社より、2011年4月に『刑事魂』として刊行されたものが、『警官魂』として改題され、文庫本化になっています。
従来ですと、分冊の場合は(上・下)等の表現になると思いますが、改題と共に、<激震篇>と<反撃篇>との名称がつけられています。
福島県警の裏金作りの協力を拒否続けていた捜査一課特一係のエース三島は、本部長に楯付いたことで、警察学校の教官という閑職に追いやられていましたが、本部長の娘が誘拐されたということで、理解ある上司の声がけで、特一係に臨時的に戻ります。
本部長は、警察の体面と保身の考えで娘の命より犯人逮捕を優先させる捜査を進める指示を出しますが、身代金を抱えて誘拐犯に引きづり回された揚句、怪我をした母親を助けることにより、三島は犯人を取り逃がすミスを犯してしまいます。
本部長は、約束通り捜査ミスを犯したのだからと再度三島に辞職迫ります。一度は諦めた捜査も、ネゴシエーターとしての役目を果たすために、再度捜査現場に復帰して誘拐犯と立ち向かうところで<激震篇>は終わります。
警察の裏金作りを告発しようとする「警官オンブズマン」の三島との接触もあり、<反撃篇>はどのような結末になるのか、三島の動向と共に楽しみです。
立ち呑み仲間の<ペコちゃん>から、「牛たんのお店があるねん」と聞き、それではと訪問してきました。
なんと、昔よく通っていた角打ちの「マスヤ酒店」さんのお店のあとに新しく出来ていました。
まだ外に「マスヤ酒店」の看板が残されたままです。当時の「マスヤ酒店」さんには白いワンちゃんがいつもお店にいて、お客さんからチーズやちくわをよく貰っていました。
そんな話を若い大将にしていたら、「私はマスヤ酒店の孫ですねん」と言われ驚いておりましたら、先客の後片付けをされていたお母さんがお店の奥から出てこられました。
「あのワンちゃん、19年生きたんですよ」とのことで、亡くなって2年たつそうです。
「菜の花の辛し和え」の突き出しに始まり、「和風サラダ」(520円)「牛たんシチュウー」(890円)「牛たん焼き」(890円)を楽しんだあと、最後は「牛たん雑炊」(850円)で〆ました。
<ペコちゃん>は、「雑炊、玉子でとじていればもっとおいしかったのに」と申しておりましたが、あっさりとした味付け、一杯呑んだ後にはちょうどいい塩梅でした。
昨年6月30日に、「山陽そば:高速長田店」 が閉店しています。
元町駅西改札口にありました「山陽そば:元町店」も、2月半ばに閉店してしまいました。
「鴨なんばん」(350円) や 「冷やし中華」(400円) といった、他店に無いメニューが楽しみだっただけに残念です。
時間の無い時や手軽に済ませるには、<立ち喰い>のお店は便利で安価だけに、貴重な存在です。
本日「まるさ」でお昼ご飯のあと、もしかして【山陽そば:板宿店】も閉店かと寄りましたら、暖簾も掛かり平常通りの営業で、取りあえずひと安心しています。
久しぶりに【まるさ】で、お昼ご飯です
本日も、女将さんおまかせの「ミニ定食」(550円)にしました。
<豆腐の玉子とじ・秋刀魚・豚のしょうが焼き・イカとさつま芋の煮付け>でした。
いつも通り、缶ビールを持ち込み、のんびりとしたお昼ご飯になりました。
知らぬ間に猫の<マートン>君以外に、 娘の万規子さん からいただいたとかで、アプリコットの<マカロン>ちゃんが家族として増えていました。
1月15日生まれで、生後2カ月です。
食事中、わたしの足元にまとわりつき、面白いのか靴ひもを必至で引っ張って遊んでおりました。
JR三ノ宮駅から神戸市役所までの道路脇、たくさんの花が植え込まれていますので、「フラワーロード」と名付けられています。
今回、高さ2メートルばかりの木々も、あちらこちらに植え込まれているのに気が付きました。
今日紹介する【セイヨウヒイラギ(西洋柊)】も、そのうちの1本です。
モチノキ科モチノキ属の常緑低木で、原産地はヨーロッパ南西部、アフリカ北西部、アジア南西部に広く分布しています。
「ヒイラギ(柊)」といえば、葉に棘があることで知られていますが、【セイヨウヒイラギ】の古い枝や上の方の枝には、棘が少なく葉先のみが尖がっています。
雌雄異株、小型で淡黄色の4枚花弁の花を咲かせます。
果実は6~10ミリの核果で、写真のように赤く熟し、4個の種子が入っています。
非常に苦いので、鳥たちも食べないようですね。
クリスマス装飾の定番ですが、幹は白くて堅いので、チェスの白駒などに加工されています。
Dining Bar【パセリ】さんで、 「トマトサラダ」と「ピザ」 で軽く食事をした後、【あーばぁん】さんに寄りました。
< 「八千代」 さんもお店閉めたし、 「えびす板宿店」 が新規開店しているよ>と、顔出ししていない間のご近所のお店話しをしておりましたら、ボトルが空いてしまいました。
いつも通り <キープはジョニ黒> ですが、ボトルのデザインが変わっているのに気が付きました。
左側が今日空けたボトルで、右側が新しいボトルです。
新しいボトルには、<ウォーカーおじさん(?)>のレリーフが、彫り込まれています。
ママさんも、ジョニ黒を呑むのは私だけですので、ボトルのデザインが変わっているのには気が付かれていなかったようです。
ボトルにレリーフのあるなしで、古いタイプだとすぐに見分けられるのも、善し悪しではないかなと考えながら、呑んでおりました。
業界の打ち合わせのあと、いつもなら仲間とちょっと一杯となるのですが、今夜はあちらこちらに行きたい意見が多く出て、それではと一人で打ち上げです。
のんびりとできる【パセリ】さんで、「トマトサラダ」と「ピザ」で軽く済ませました。
どうもこのお店では、毎回「トマトサラダ」と「ピザ」ばかり食べているようで、注文してからいつも後悔してしまいます。
たくさんのおすすめメニューが看板に書かれているんですが、好きなモノは、なかなか変更出来ないようです。
「彩り野菜の塩味スープ」とありますが、<コーン・ネギ・キャベツ・ニンジン・赤ピーマン>と多彩な具材が入っている【広東白湯麺】(105円)です。
とろみがあるスープに仕上がりますので、麺とよくからみますが、多めに入った炒り胡麻が多少気になりました。
炒り胡麻は嫌いではありませんが、どうもとろみのあるスープには、合わない感じです。
広東風ということで、とろみ感が強調されているようですが、とろみがあるゆえ口の中に味が残り、スープを飲み干すには塩味が強い感じを受けました。
駅まで歩く途中に、丁寧に花壇を作られているお宅があります。
季節ごとに花を植え替えられていますので、前を通るたびに楽しみにしています。
以前に、<絨毯状の花「アリッサム」> のタイトルでアップしましたが、このお宅の植え込みの花でした。
「アリッサム」が、グランドカバーのように横に伸びてきているのですが、その合間をぬうように【ヒヤシンス(風信子)】が顔を出しています。
簡単に水栽培出来ることで有名な花ですが、花芽を多く付ける「ダッチヒヤシンス」の品種が多く使われます。この矮性の姿から見ると「ローマンヒヤシンス」の品種かなと見ています。
本来なら秋植えの球根ですが、以前の球根からの花で育ちが悪くて矮性になっているのかとも考えられ、さて以前にはこの場所に【ヒヤシンス】が咲いていたのかが記憶になく、悩んでいます。
著者は2004年、警視庁警視を退官され、2007年にこの『警視庁情報官』で作家デビューされています。
これは同シリーズの三作目にあたりますが、(文庫書き下ろし)作品として発売されました。
前二作のように単行本からの文庫本化ではなく、いきなり文庫本での発売、確実にファンが増えている証のようです。
第一作『シークレット・オフィサー』、第二作『ハニートラップ』と続く連作です。上司の殺害事件や今迄のエピソードが随所に出てきますので、両二作を読んでいないと面白味は半減するかもしれません。
「トリックスター=詐欺師」事件を中心として話しは進みます。
主人公の情報室の黒田純一は、複雑な詐欺事件を追いながら、財閥夫人、新興宗教団体、暴力団、大物政治家等の複雑な関係を読み解き、上司の事件を解決すると共に、一網打尽のエンディングを迎えます。
主人公がノンキャリアの警察官として、たぐいまれな人脈と人間性で事件を処理してゆく姿は、殺人事件を扱う捜査第一課のような派手さはありませんが、情報に対する分析と想像力、部下を育てる思いがよく出ていて共感を呼びます。
今後もシリーズが続くと思いますが、楽しみに待てる作品です。
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