今朝がたいただいたのは、【POMPADOUR(ポンパドウル)】の直径11センチばかりの丸いパンで、表面の割れた感じの模様が面白げな姿でした。
一見パン生地だけかなと思え、外からは何かの具材が入っているのかさえ分かりませんが、この膨らみはパンのなかに空洞があり、中に角切りされた<カマンベールチーズ>が挟み込まれています。
5~6ミリとかなり厚めのチーズがパン全体に溶けこんでいますので、どこから食べても濃厚な<カマンベール>の味が楽しめる一品でした。
高さ60センチばかりで、まだまだ背の低い【ツルマサキ(蔓柾)】でした。
ニシキギ科ニシキギ属の常緑つる性木本で、東アジアが原産地、別名「マルバツルマサキ」や「ナガバツルマサキ」と呼ばれています。
伸びた枝の各所から多数の<気根>を出してたの樹木などに絡みつくか地を這うように成長します。
花期は6月~7月頃で、淡い緑色の4弁花で花径は5ミリほど、最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝をだして花を咲かせる<集散花序>の形態です。
葉は全体的に小さく艶があり、「斑入りの葉」は新芽のときが一番きれいで、徐々に緑色がこくなり、先祖返りで元の緑色一色になることも起こります。
語り手は59歳の<中里太郎>、結婚30年にして妻以外の女性と関係を持ち離婚、勤務先のホテルは買収されてリストラに合い、父親が残した軽井沢の別荘に一人移り住みます。
隣家には<高村光雲>の彫刻『老猿』を彷彿させる老人<岩熊>が住み、向かいには不動産会社を経営する男の愛人<孫春恋(スン・チェンリン)>が住んでいましたが、お互い交流もなく、静かな日々を過ごしていた<中里>でした。
ある夜、社長の妻が突然現れ、向かいの家から<春恋>が逃げてきて、一晩泊めるところから物語は大きく展開していきます。
なぜか中国人を嫌う<老猿(岩熊)>、<中里>の家に居候を決め込む<春恋>の不審な行動、やがて男女の関係に陥る<中里>と<春恋>、物語は壮大な叙事詩を醸し出しながら三人の運命を非日常的な世界に引き込んでいきます。
パリにて小説家を目指していた<老猿>が、「建築家が居心地の悪い家を作り、それを施主に売り渡す。施主はこんな家を建てやがって、と建築家に腹を立てる。しかし、居心地が悪いのに、施主はなぜか、その家から離れられない。そんな小説が私の理想なんだ」との言葉が、建築設計を生業とするわたしの心に響き、また老いてゆく人生の機微を考えさせられる一冊でした。
「ヒレスーテキ」用の国内産の和牛肉の価格は高く、以前に「ヒレステーキ」にした長崎県産の 「壱岐牛」 は(100グラム=1600円)でした。
ブランド牛といえば、わが地元の「神戸ビーフ」や「松坂牛」、「米沢牛」に「佐賀牛」など有名どころが多々ありますが、今宵は「瀬戸内牛」というブランド牛を使いました。
瀬戸内海では香川県の「讃岐牛」にオリーブの果実を餌とした「オリーブ牛」が有名ですが、「瀬戸内牛」とは(黒毛和種)と(乳用種)を交雑させたブランドで、(100グラム=980円)、生産履歴確認番号が表示されています。
この「瀬戸内牛」、肉厚な割には肉質も柔らかく、レアのステーキ丼として、「マイタケのお吸い物」と一緒に、おいしくいただきました。
「神戸ビエンナーレ2015」の一環として、神戸ハーバーランドの「umie」にて、<グリーンアート展>が開催されています。
西側の入り口には、審査員特別賞を受賞した 「春望」 が展示されており、東側の出口近くに神戸ビエンナーレ大賞を受賞した<makotwo>氏の【鳴滝】が置かれていました。
樹木と水のせせらぎの中に、畳が敷き詰められ、座卓が配置されています。
吹き抜け空間のトップライトから差す日差しが心地よく、写真を撮る前は2人ほどの人が畳の上に寝転がっていました。
無人の機会を待っていましたが、次はおじさんが休憩、自然の中に建つ庵を彷彿させる空間は、やはり和みを感じさせてくれるようです。
9月19日(土)から神戸の街を舞台として「神戸ビエンナーレ2015」が、11月23日(月・祝)まで開催、元町高架下では、各流派による <生け花> などの展示が行われており、神戸ハーバーランドでは、商業施設「umie」の吹き抜け空間を使用して、植物をテーマとした<グリーンアート展>が開催されています。
写真のオブジェは、茨城県の<禿鷹墳上>による【春望】という作品で、審査員特別賞を受賞しています。
作者曰く、<人間中心的近代文明がもたらした温暖化で死にかけている1本の枯れ木とその技術、再生至上の近代文明を暗示する金属製の松葉杖にかろうじて支えられる表現を通して、21世紀の現代文明における自然との調和の大切さを改めて喚起する>
何ともいたわしい枯れ木の姿ですが、何事も近代文明の技術だけを用いて自然を制覇しようとするおろかな人間世界が見事に象徴されている作品だと感じました。
神戸市長田区を発祥とする「そばめし」ですが、地元神戸に本社がある<MCC食品>から、冷凍食品として【神戸長田そばめし】(280円)が販売されていました。
「そばめし」は「そば焼き」に「ご飯」を混ぜてソースで仕上げた庶民の味で、神戸を代表するB級グルメの代表格です。
フライパンにサラダ油をひき、冷凍状態の「そばめし」をほぐしながら炒めました。
具材として<キャベツ・人参>が入っていましたが、野菜不足を補うためにあらかじめ<レタス>を敷いて、その上に盛り付けました。
味は甘くて、断然辛口の「ドロソース」を使った<ファルコンシェフ>の 「ソース焼飯」 がおいしく、また「そば焼き」や<豚肉>の量も少なくて、<人参>は写真に写らないほどの大きさで、中途半端な甘みだけが口の中に残りました。
「業務用」と印刷されていましたが、これが神戸の「そばめし」の味だと思われるのは、わたしとしてはとても心外です。
昨日、阪神西元町駅の改札口内にある<田中とき子>先生の 『タワー・サイド・メモリー』(1982年)に登場する「タワー=神戸ポートタワー」の山側に位置しています。
「観光都市神戸」を標榜するなら、公的な機関の地図の名称は正確に表示すべきで、駅の地図が7年間も放置されているとは驚きです。
調理パンとしての正式な名称がわかりませんので、とりあえず<明太子>とサイコロ大に切られた<じゃがいも>が使用されていましたので、「明太子じゃが」(108円)としました。
マヨネーズと<明太子>を混ぜ合わせたソースに、<じゃがいも>を入れて焼かれています。
明太子の味が全面に出ることなく、具材としての味は実にシンプルで、<じゃがいも>の食感が楽しめました。
「大菊」の基準花径18センチよりもさらに大きな「三本仕立て」の【国華荘厳】が、飾られていました。
江戸時代から栽培されてきた変わり咲きの一品種群で、数百枚の太い管弁がたくさん集まってこんもりと咲く<厚物>と呼ばれている形態です。
以前にも紹介しています 「国華の印」 など「国華・・・」と付く品種の名称は、大阪府和泉市にあります<国華園>の育成品種で、1927(昭和2)年に創業、国の華(花)として「菊」の苗の品種改良と販売を手掛け、「大菊」の約8割の品種はこの<国華園>が占めています。
黄色の「大菊」としては、「国華開祖」や「国華吉兆」・「国華安国」などがあり、素人ではとても見分けるのは難しい花姿です。
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