今宵は 「岩津ネギのマリネ」 を口切りの肴に選びましたが、二品目は「大将特製:粕汁」(250円)です。
最近の酒粕は、機械による圧縮性能が向上したためでしょうか、昔ほど芳醇な味わいが弱まったかんじがしてなりません。
大将特製と銘打つだけあって、丁寧に裏漉しされたキメの細やかな舌触りの「粕汁」で具材もたっぷり、<鮭>と<豚肉>の両方が入っていました。
写真撮影のあとに「一味」をたっぷりと振り掛け、おいしくいただきました。
日本三大葱に数えられる、地元兵庫県朝来市の特産ネギが「岩津ネギ」で、まったりとした、甘い味わいが特徴です。
【しゅう】さんでは、以前にも「岩津ネギ」を用いた 「イカと岩津ネギのヌタ」 がありましたが、今回は「岩津ネギのマリネ」(200円)として調理され、どのような味なのか興味津々で注文です。
口に含みますと、漬け汁のほんのりとした酸味と相まって、「岩津ネギ」の甘みが重なり合い、とてもいい塩梅でした。
漬け汁は<白ワイン・オリーブオイル・レモン汁>かなと分析、黒胡椒が香辛料としていい味を醸し出していました。
『選挙』・『精神』(2010年)の<想田和弘>監督が、岡山県の牡蠣工場で働く人々の姿を記録したドキュメンタリー『牡蠣工場』が、2016年2月20日より全国で公開されます。
ナレーションやBGMなどを排した<想田監>督独自のドキュメンタリー手法「観察映画」の第6弾として製作されました。瀬戸内海に面した岡山県牛窓。かつては20軒近くあった牡蠣工場も過疎化などにより、今では6軒に減ってしまいました。
宮城県南三陸町で牡蠣工場を営んでいた<渡邊>さんは、東日本大震災で自身の工場が壊滅的な被害を受け、牛窓の地に移住し工場を継ぐこととなりました。労働力不足のため、<渡邊。さんの工場でも中国からの労働者を雇い始めましたが、言葉や文化の違いによるコミュニケーションの難しさに直面します。隣の工場では、早くも国に帰る脱落者が出ています。
牛窓という小さな町の日常から、グローバル化、少子高齢化、過疎化、労働問題、移民問題、さらに震災の影響など、日本が抱えるさまざまな問題が浮かび上がります。
秋田県では上位にランキングされる<末廣ラーメン本舗>は、「昭和13年の屋台の味」をうたい文句にしている老舗です。
もともとは京都駅前にある<中華そば専門「新福菜館本店」>が発祥の中華そばで、修業を積んだご主人が秋田にて、地元に合うように味の工夫をされ、人気を博しています。
この【末廣ラーメン本舗 醤油味】(298円)の具材は、2枚の焼き豚と乾燥ねぎがパラリ、硬めの好きなかたは3分とありましたが、熱湯を注ぎ入れて標準の4分間待ちました。
液体スープを入れますと真っ黒い濃厚な黒醤油のスープに変身、味は<昆布エキス>でしょうか、舌に残る甘みが気になり、醤油の濃厚さに閉口、スープは飲まずに麺だけいただきました。
今回の<佐々木房甫>先生の作品は、簡素ながらも春の芽吹きを感じさせる構成でした。
小さな蕾の付いた「モクレン(木蓮)」の枝を伸びやかに据え、黄色い花をつけた「ナノハナ(菜の花)」を添えています。
余談ですが昨日2月12日は故<司馬遼太郎>の命日で、今年は没後20年という節目の「菜の花忌」でした。
「モクレン」の左側の枝は人工的に撓めているとおもいますが、そぎ落とされた静かな美を感じさせてくれる、見事な構成でした。
価格の割にはいい塩梅の調理パンがある【マックスバリュ】ですが、今回は「フランスピザ」(105円)です。
その名の通り、フランスパンを水平に切り、下側の部分を土台にして<ピザソース・チーズ・じゃがいも・玉ねぎ・フランクフルトソーセージ・茹で玉子>等の具材が載せられています。
長さ20センチ弱の大きさですが、フランスパンの食感と、種類の多い具材が合わさり、ボリューム感を感じる食べ応えでした。
それにしても、カットされた上側のパンの使い道が、少し気になっています。
<立ち呑み「しゅう」>では、わたしの好きな銘柄 「ジョニ黒」 を置いていただいておりますが、同じく「バランタイン」派の常連さんもおられます。
今宵は、「バランタイン」の好きな<い~さん>と<やっちゃん>と「しゅう」で隣同士になり、ボトルをキープされている【勝】に移動です。
てっきり「バー」的なお店を想像していましたが、なんと和風の居酒屋さんで、少しばかり驚きました。
健啖家のお二人さん、「しゅう」で食べているはずですが次々と肴を注文されていて、わたしは「バランタイン」だけをいただいておりました。
今宵は、最初の肴として大きな 「イワシの塩焼き」 をいただきましたので満腹感があり、途中から「ジョニ黒・ダブルロック」(700円)に切り替えです。
ウイスキーですので、久しぶりに<Q・B・B>の「熟成チーズ」(100円)です。
円を扇形に6等分した形で有名ですが、日本独自のプロセスチーズです。
現在の形での発売は1954(昭和29)年の<雪印乳業>ですが、1935(昭和10)年、北海道酪農販売組合連合会が缶入りの「6Pチーズ」を販売しましたが、手作り品で供給が少なく、全国的に広まりませんでした。
わたしの世代では、学校給食と共に<雪印乳業>の「6Pチーズ」がお馴染みになりましたが、現在ではこの<Q・B・B>などが<チーズデザート>シリーズとして、「ラズベリー」や「ラムレーズン」味などの「6Pチーズ」を販売しています。
今宵の瓶ビールの肴は、「イワシの塩焼き」(300円)です。
「イワシ」の名称は「卑しい」、また「弱し」が転訛したものと言われていますが、「ブリ」や「ハマチ」のような高級魚でないためか、出世魚として名称が変わるのはあまり知られていないようです。
今宵の「イワシ」は18センチばかりの大きさでしたので、なんとか「にたり鰯」と呼べる大きさでした。
「サンマ」と同様に頭と背骨しか残しませんので<女将さん>から、「まぁ~、きれいに食べて」と感心され、おばあちゃん子の面目躍如です。
<キッチン工房【洋食屋】>さんでは、いままで 「チキンカツセット」 や 「カキフライセット」 など、単品での注文が多かったのですが、ここ最近は、2種類のおかずの組み合わせが楽しみな 「日替わりセット」(値段変動)が気に入っています。
本日の「日替わりセット」(800円)は、「豚ヒレカツ」と「海老フライ」の取り合わせでした。
「牡蠣フライ」と同様に、「海老フライ」にも自家製のタルタルソースが付き、「豚ヒレカツ」はデミグラソースでした。
付け合せの野菜類も量があり、満足の一皿で、食後のコーヒー(100円)をいただきながら、昼からの仕事の段取りを考えていました。
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