本書は、(集英社文庫)として前作の 『マスカレード・ホテル』 に次ぐオリジナル文庫本です。
中短篇4篇が収められていますが、「ホテル・コルテシア東京」のフロントクラークとして勤め始めた<山岸尚美>を主人公とする『それぞれの仮面』や『仮面と覆面』、警視庁の捜査一課の新米刑事として上司の<本宮>と組み、捜査のイロハを身に着けていく<新田>刑事を主人公とする『ルーキー登場』、そして本書のタイトルにもなっている『マスカレード・イブ』は、<山岸>も経験を重ね、新しく開業した「ホテル・コルテシア大阪」のフロント業務の教育に派遣され、<新田>刑事は所轄の生活安全課勤務の<穂積里沙>と組んで、大学教授の殺人事件の捜査を担当しています。
時系列的には前作 『マスカレード・ホテル』に登場する<山岸>と<新田>の新人時代が描かれており、最後のエピローグは 『マスカレード・ホテル』の事件につながる伏線として、前作を読んだ読者は「ニンマリ」とする終わり方でした。
<大将>から「またまた写真ですかぁ~」と呆れられ、「もう書くコメントもないでしょう」と言われましたが、ブロガーとしては手を抜くことなく、まずは記録です。
しばらくメニューから消え、辛党としては残念に感じていましたが、冬場の「おでん」がなくなり、この3月から「純豆腐鍋(スンドィブチゲ)」(シジミ入り:380円)が再登場しています。
今回は、いつもに比べてスープの色の赤味が、俄然増している色合いでした。
最後の〆としていただきながら、『この12回目は、大将の呆れられたコメントでまとめよう』と思いつき、安心しながら今宵もおいしくいただいてきました。
いつも楽しく呑んでいます酒呑み仲間の<なみねい>から、岡山のお土産として<山方永寿堂>の【きびだんご】を、おすそ分けとしていただきました。
桃のイラストが書かれたパッケージに、5種類(桃太郎・鬼・イヌ・サル・キジ)の包み紙で10個入っていて、ひとつ選べということでしたので、迷うことなく「桃太郎」を取りました。
日本五大お伽噺として、「花咲かじいさん」・「舌切り雀」・「さるかに合戦」・「かちかち山」、そして「桃太郎」があります。
室町時代に広まったとされるお伽噺の「桃太郎」の中の「黍団子」と、和菓子としての【きびだんご(吉備団子)】とは同じモノではないようですが、岡山が地元と言われる「桃太郎伝説」の故郷として、関連づけられたようです。
「ポテトサラダ」のメニューは<女将さん>の担当で、当初は 「女将の極上ポテトサラダ」 の名称で(180円)でした。
その後 「大将のごろごろポテトサラダ」 が登場、今回は<大将>お得意の「燻製ベーコン」が入り、(200円)です。
「ポテトサラダ」も居酒屋メニューとしては定番の部類に入りますが、久しぶりにいただきますと「燻製ベーコン」がいい働きをしていて、ベーコンの香ばしさを味わいながら、おいしくいただきました。
ボユームのあるカツ類主体のお店<ふらい工房【妙樹(しょうき)】>で、当初は< トンカツ ・ チキンカツ ・ ミンチカツ >などの定食が(400円)と廉価で、現在では(530円)です。
開店時間の11:30を過ぎますとすぐに満席、人気の高さがうかがえますが、運よくカウンター席が空いているのが見え、食券を購入して入店です。
メニューの数も多いのですが、新製品として「チーズ入りのチキンカツ」と「大葉入りのチキンフリッター」の2種類の味が楽しめる「チキン de プレート」(850円)を選びました。
チキンカツには「デミグラソース」を掛け、チキンフリッターは「おろしポン酢」で、2種類の味を楽しみながら、おいしくいただきました。
ブログル仲間の<Toshiaki Nomura>さんが、いい感じといわれていた<まるちゃん>の 「麺づくり 合わせ味噌」 を探そうと、まずはコンビニの「セブンイレブン」・「ファミリーマート」・「ローソン」を巡りましたが販売されておらず、スーパーの「ライフ」にもありませんでした。
気分は「味噌ラーメン」になっており、仕方がないので同じ「みそ味」である、<日清食品>の<麺職人>シリーズ【胡麻香るみそ】(ライフ:127円)で我慢です。
<麺職人>シリーズも色々とあるようで、「トマト仕立ての塩」 ・ 「旨みとんこつ」 ・ 「香るしじみだし醤油」 ・ 「柚子香るとろみ醤油」 と食べてきています。
既定の熱湯を入れて4分間、スープの味は薄くさらりとした感じで、麺と絡むという具合いではありませんでした。
コクのあるみそ味を期待したのですが、湯の量を少なめにすればよかったかもしれません。
プランターで咲いています<チューリップ>ですが、八重咲きの花弁は見事な赤色で、黄色の筋模様が入る花姿には圧巻されました。
現在、世界中に流通している<チューリップ>の品種は約5000種あるようで、いろいろと品種名を調べてみましたが、同定できませんでした。
ネーデムラント連邦共和国(オランダ)では、1634年から歴史上有名な「チューリップ・バブル(チューリップ狂時代)」があり、球根の値段が高騰したのち大暴落しています。
見事な花姿の<チューリップ>の球根が、品種改良と共に人気が出て高騰してゆく流は、分からないでもありません。
株価の急騰と暴落を起こした「南海泡沫事件(South Sea Bubble)」(イングランド)は、バブル経済の語源となり、「ミシシッピ計画」(フランス)と合わせて、ヨーロッパにおける三大バブルとしてつとに有名です。
本書は2013年上半期・第149回の「直木賞」受賞作品です。
短篇7篇が収められており、北海道の釧路湿原を見下ろす場所に建つラブホテル「ホテルロイヤル」を舞台として、ホテルの経営者、その家族、従業員、出入り業者、そしてホテルを利用する男女に繰り広げられる心の機微を、鮮やかに描き出しています。
あまり小説の舞台として登場しないラブホテルだとおもいますが、裏通りにひっそりと建つ非日常的な空間に身をおく登場人物たちの心のさまを、無駄のない的確な文章で紡ぎ出し、生活感あふれる登場人物たちを語り繋いでいきます。
短篇7篇は、時系列的に現在から過去にさかのぼり、読者は廃墟のホテルの場面からホテル建設の背景まで辿る7篇が見事に連続する構成力に、筆者の並々ならぬ力量がうかがえます。
<大将>が大きな手で、一枚一枚丁寧に酒粕の中に<鶏肉>を埋め込んでいる姿が、目に浮かぶ「鶏の粕漬け焼き」(300円)です。
「粕漬け」は、野菜や魚介類、食肉などを酒粕やみりん粕に漬け込んで味よくする料理手法で、奈良漬けや西京漬けなどでお馴染みです。
厚みのある鶏肉でしたが焼き目もきれいで、しっかりと身の中にまで粕の風味が浸透していて鶏肉のうま味が増し、いいビールの肴になりました。
<和酒や「香醸」>では、肴として<村岡店主>手作りの 「ほたるいかの燻製」 がありますが、酒呑み仲間である<ペコちゃん>から、富山県のお土産として【ほたるいか素干し】をいただきました。
蜃気楼で有名な富山県魚津では、「ほたるいか」は海の幸だけでなく、冬の終わりを告げる風物詩となっています。
今の時期が「ほたるいか」の旬ですが、一年中楽しめるようにと魚津市にある<浜浦水産>が考えられたのが、天然塩だけを用い、冷風乾燥機で仕上げられた【ほたるいか素干し】です。
真ん中あたりの小指の先ほどの「ワタ」の部分をライターで炙りいただきますと、身の甘さに加えて「ワタ」のかすかな苦みと香ばしさが、口の中に広がります。
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