2021年・第74回カンヌ国際映画祭でSACD賞を受賞した『原題:Olga』」が、『オルガの翼』の邦題で9月上旬に公開されます。
舞台はロシアがウクライナ侵攻を開始する9年前の2013年、ユーロマイダン革命( 2014年2月18日から23日まで)直前のウクライナ・キーウ。15歳の体操選手「オルガ」は、「ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領」(ロシアへ亡命)の汚職を追及するジャーナリストの母とともに何者かに命を狙われ、身の安全のため父の故郷スイスのナショナルチームへ向かいます。
祖国を離れた「オルガ」は欧州選手権出場のため、ウクライナの市民権を手放すことを迫られます。
本作で長編監督デビューを果たした「エリ・グラップ」は、1994年生まれでスイス出身です。2015年にマイダン革命を経験したウクライナのバイオリン奏者による実話に心を動かされた彼は、2016年に脚本執筆を始め、5年の年月を掛けて本作を完成させました。
劇中のマイダン革命の映像は、実際のデモ参加者がスマートフォンで撮影したものです。主人公「オルガ」を演じた<アナスタシア・ブジャシキナ>は2001年ウクライナ・ルハンシク生まれで、欧州選手権出場歴のあるアスリートです。彼女のほかにも、トップを目指す少女たちを国際大会出場レベルのプロのアスリートが演じています。
本日深夜<0:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、1969年アメリカ製作の『原題:Easy Rider』が、邦題『イージー・ライダー』として1970年1月24日より公開され、また、2020年2月1日、公開50周年を記念してリバイバル上映されました作品の放送があります。
マリファナ密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る「ワイアット」と「ビリー」の二人のヒッピーを描いたアメリカン・ニュー・シネマの代名詞的作品です。
元々は馬をバイクに乗り換えた現代の西部劇を目指して創られた作品ですが、そこで描き出されたのはドラッグ・カルチャー、余所者への強烈な排他性、そして名ばかりの〈自由〉という現代のアメリカの姿でした。
<ステッペンウルフ>による主題歌『ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)』が、大流行しました。
監督は、<デニス・ホッパー>が務め、「ワイアット・ニックネームはキャプテン・アメリカ」に<ピーター・フォンダ>、「ビリー」に<デニス・ホッパー>、「ジョージ・ハンセン」に<ジャック・ニコルソン> 、「ヒッチハイカー」に<ルーク・アスキュー> 、「メアリー」に<トニー・バジル> ほかが出演しています。
本日深夜<2:15>より「カンテレ」にて、2000年アメリカ製作の『原題:Rules of Engagement』が、邦題『英雄の条件』として2000年8月12日より公開されました作品の放送があります。
究極状態で群衆に向け発砲命令を出した男と、罪を問われた彼の正義と信じる戦友の苦悩を描いています。中東イエメンでアメリカ大使館包囲事件が起こります。アメリカ政府の要請で大使館員救出に向かった海兵隊は、暴徒と化した民衆に向け〈銃撃〉を命令。結果、一般市民百数十人に死傷者を出してしまいます。
発砲命令を出した男は罪に問われ、やがて糾弾されます。発砲を命令した「テリー・L・チルダーズ大佐」(サミュエル・L・ジャクソン)は軍法会議にかけられます。そんな彼に対し、かつて命を救われた戦友「ヘイズ・ホッジス」(トミー・リー・ジョーンズ)が弁護を引き受ける、法廷サスペンス映画です。
監督は、<ウィリアム・フリードキン>が務めていますが、イエメン人のこわばった表情を誇張し、また、彼らの奇怪な容姿や様式、辛辣な言語、暴力への強い欲求を誇張したとの批判もあり、(本作品の鍵となる)〈真実〉が終盤で開明されるとき、本作品の人種差別的意図はより強調されていると評された作品です。どちら側の視点に立つのか問われる、問題作です。
本日<18:30>より「BSテレ東」にて。「男はつらいよ」シリーズ第36作目として1985年12月28日より公開されました『男はつらいよ 柴又より愛をこめて』の放送があります。
今回のマドンナはシリーズ第4作『新・男はつらいよ』に出演した<栗原小巻>が再登場しています。『二十四の瞳』のパロディが登場しています。
とらやに戻った「寅次郎」は、家でした夫婦げんかの末家出したタコ社長の娘「あけみ」(美保純)を連れ戻してほしいと頼まれ、テキヤ仲間の知らせにより下田にいるとわかり、単身下田へ向かいます。スナックで働く「あけみ」を見つけますが、帰りたくないという彼女に付き合い、式根島行きの船に乗り込むことになります。
船内で同窓会に帰る若者たちと知り合った「寅さん」は、島で出迎えた美人の「真知子先生」(栗原小巻)に一目惚れ。「あけみ」のことなどさっぱり忘れ、同窓会に紛れ込むのでした。「あけみ」は島で知り合った旅館の息子「茂」(田中隆三)にプロポーズされますが、人妻だと言い柴又へ帰ることを決意、いやがる「寅次郎」を連れて帰ることになります。そのとらやへ、「寅次郎」を訪ねて「真知子」が現れます。死んだ親友の娘「千秋」(磯崎亜紀子)の誕生日を祝う目的も兼ねていました。
本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、1966年アメリカ製作の『原題:The Appaloosa』が、邦題『シェラマドレの決斗』として1966年11月12日より公開されました作品の放送があります。
野牛狩りを仕事としていた「マット」(マーロン・ブランド)は仕事がうまくいかなかったため、唯一の財産であるアパルーサ馬とともに故郷へ帰ることにします。その途中立ち寄った教会で、「マット」は「トリニ」(アンジャネット・カマー」という女性と出会います。彼女は貧農の娘で、地元の強盗団の首領「チュイ」(ジョン・サクソン)の愛人にされていました。そこへ「チュイ」が現れ、彼はすぐにアパルーサ馬に目を付け、売ってくれと迫まりましたが、「マット」は断ります。
故郷へ帰ってきた「マット」は、義兄弟の「パコ」(ラファエル・キャンボス)と共にアパルーサ馬を種馬に牧場を始めようとしましたが、馬を狙う「チュイ」の子分に馬を盗まれてしまいます。「マット」は馬を奪還するべく、「チュイ一味」と対決することになります。
主演の<マーロン・ブランド>をはじめ、「チュイ」役の<ジョン・サクソン>はじめ共演者の存在感が印象的な作品で、監督は、『スーパーマンIV』(1987年)・『アイアン・イーグル』(1986年)などのカナダ出身の<シドニー・J・フェリー>が務めています。
没後25年を迎える<ダイアナ元皇太子妃>(1961年7月1日 ~1997年8月31日)を題材としたドキュメンタリー『プリンセス・ダイアナ』が2022年9月30日より公開されますが、予告編が解禁されています。
本作では、<チャールズ皇太子>と婚約する数週間前から突然の死まで、<ダイアナ元皇太子妃>の1ています年間が当時のニュース映像やホームビデオなどのアーカイブをつなぎ合わせて語られる。Netflix映画『本当の僕を教えて』の<エド・パーキンズ>が監督を務めています。
予告編は、<ダイアナ元皇太子妃>の葬儀に参列した男性が「マスコミが殺した」とメディアを責め立てる痛烈な一言から始まります。そして「注目される立場を割り切らないと正気を失うよ」と説く<チャールズ皇太子>、「彼女の日常を全部知りたいの」と欲望をあらわにする大衆、「望んでいるのは読者だ」と訴えるメディア、「やり方がひどいわ」と嘆きカメラのレンズを手で覆う<ダイアナ>などそれぞれの立場における言動が、異常な熱狂の様相とともに切り取られています。
また、<クリステン・スチュワート>が主演を務めた『スペンサー ダイアナの決意』も秋に公開される予定です。
<アンガス・マックレーン>が監督を務め2022年7月1日より公開されますディズニー&ピクサーの『バズ・ライトイヤー』の新たな日本版声優が発表されています。
『トイ・ストーリー』シリーズに登場するおもちゃ、「バズ・ライトイヤー」の誕生秘話を描いた本作。日本版では「バズ」に<鈴木亮平>、「バズ」の仲間「イジー」に<今田美桜>、猫型友達ロボットの「ソックス」に<山内健司>(かまいたち)が声を当てているのが公表されています。
このたび発表された日本版声優は5名。「バズ」と同じスペースレンジャーであり親友でもある「アリーシャ」を<りょう>が声を当てています。軽い気持ちで「バズ」と冒険に挑む「モー」に声を当てるのは<三木眞一郎>。
「モー」の相方で怒りっぽい性格の「ダービー」を演じるのは<磯辺万沙子>。「ダービー」は、仮釈放中の銃器マニア・爆弾作りの名人です。
「バズ」たちが乗り込む宇宙船の自動操縦音声作動ナビゲーター「アイヴァン」役を務める<沢城みゆき>で、「アイヴァン」はあくまでもシステムです。そして「バズ」の宿敵「ザーグ」を演じるのは<銀河万丈>です。
今夜<19:00>より「BS日テレ」にて、1986年4月19日より公開されました『ジャズ大名』の放送があります。
江戸時代末期、アメリカから駿河の国の小藩に流れ着いた黒人3人が、音楽好きの大名と出会い、城中でジャムセッションを繰り広げる姿を奇想天外に描いています。
出演は、「海郷亮勝」に<古谷一行>、「石出九郎左衛門」に<財津一郎>、「文子姫」に<神崎愛>、「松枝姫」に<岡本真実> 、「玄斉」に<殿山泰司>らが名を連ねています。
<筒井康隆>原作の同名小説の映画化で、脚本は<岡本喜八>と『南極物語』の<石堂淑朗>の共同執筆。監督は<岡本喜八>が務めています。
本日<13:00(~14:34)>より「NHK-BSプレミアム」にて、1950年アメリカ製作の『原題:Father of the Bride』が、邦題『花嫁の父』として1952年12月25日より公開されました作品の放送があります。
最愛の一人娘を花嫁として送り出す父親の悲喜こもごもをユーモラスに綴るハートフル・コメディ映画です。
主演は父親役に<スペンサー・トレイシー>、母親に<ジョーン・ベネット>、花嫁役「ケイ(キャサリン)」には子役出身の当時18歳の<エリザベス・テイラー>です。監督は<ヴィンセント・ミネリ>が務めています。
とうとう愛娘の「ケイ」が新婚旅行へと旅立ってしまい、すっかり全身の力が抜けてしまった花嫁の父「スタンリー・バンクス」です。彼の脳裏に、「ケイ」が突然結婚を口にしてからの怒涛の数ヵ月間が甦ってきます。
第23回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(スペンサー・トレイシー)、脚色賞の3部門でノミネートされましたが、いずれも受賞には至りませんでした。
本日<13:00(~15:19)>より「NHK-BSプレミアム」にて、1976年アメリカ製作の『原題:All The President's Men』が、邦題『大統領の陰謀』として、1976年8月7日より公開されました作品の放送があります。
ウォーターゲート事件の知られざる真相を暴き、ニクソン大統領を失脚に導いたワシントン・ポスト紙の記者「カール・バーンスタイン」と「ボブ・ウッドワード」の回顧録を映画化した社会派サスペンスドラマです。
1972年6月、ワシントンD.C.のウォーターゲートビルにある民主党本部に不審な5人組が侵入し、逮捕されます。ワシントン・ポスト紙の新米記者「ボブ・ウッドワード」(ロバート・レッドフォード)は裁判を取材し、当初は単なる窃盗目的と思われた犯人たちの裏に何か大きな存在をかぎとります。
先輩記者の「カール・バーンスタイン」(ダスティン・ホフマン)と組んで事件の調査にあたることになった「ウッドワード」は、情報提供者「ディープ・スロート」の助言や編集主幹「ブラッドリー」の後ろ盾を得て徐々に真相に迫ります。
第49回アカデミー賞で作品賞をはじめ計8部門にノミネートされ、「ブラッドリー」を演じた<ジェイソン・ロバーズ>の助演男優賞ほか脚色賞・録音賞・美術賞の計4部門を受賞した作品です。
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