『茜色に焼かれる』@<石井裕也>監督
5月
17日
7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした母と子。母の「田中良子」はかつて演劇に傾倒していたことがあり、芝居が得意でした。ひとりで中学生の息子「純平」を育て、夫への賠償金は受け取らず、施設に入院している義父の面倒もみています。
コロナ禍により経営していたカフェが破綻し、花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちでも家計は苦しく、そのせいで息子はいじめにあっています。そんな彼女たちが最後まで絶対に手放さないものがありました。
社会的弱者として世の中の歪みに翻弄されながらも信念を貫き、たくましく生きる母の「良子」を<尾野真千子>が演じています。息子の「純平」役を『ミックス。』(2017年・監督: 石川淳一)の江島の幼少期役を演じだ<和田庵>が演じています。共演として、「良子」の同僚「ケイ」を<片山友希>、「良子」の夫「陽一」に<オダギリジョー>、風俗店の店長に<永瀬正敏>らが扮しています。