『戦場のピアニスト』のオスカー俳優<エイドリアン・ブロディ>が主演する2021年アメリカ製作の『原題:Clean』が、邦題『クリーン ある殺し屋の献身』として2022年9月16日より公開されます。
凄腕の元殺し屋で、いまは孤独なゴミ清掃員として暮らす男が、心を通わせた黒人の少女を助けるため戦いに身を投じる姿を描いています。
深夜の街でゴミ回収車を走らせ、廃品や廃屋の修理を趣味にしている寡黙な男は「クリーン」と呼ばれ、孤独な日々の中で隣人の「ディアンダ」という少女と心を通わせていました。
ある時、「ディアンダ」が街のチンピラたちに目をつけられてしまい、「クリーン」は「ディアンダ」を救うためチンピラたちを打ちのめします。しかし、その中に街を牛耳る麻薬ギャングのボスの息子がいたことから、「クリーン」はギャングから追われる立場となってしまいます。
「クリーン」役の<エイドリアン・ブロディ>が主演のほか製作、脚本、音楽も手がけ。監督は<ポール・ソレット>が務めています。
<東野圭吾>の小説『沈黙のパレード』を原作に、<福山雅治>演じる天才物理学者「湯川学」が難事件を鮮やかに解決していく姿を描く大ヒット作「ガリレオ」シリーズとして、2008年10月に映画第1弾『容疑者Xの献身』、2013年6月に映画第2弾『真夏の方程式』に続き劇場版第3作『沈黙のパレード』が、2022年9月16日より公開されます。
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見されます。警視庁捜査一課の刑事「内海」によると事件の容疑者は、「湯川学」の大学時代の同期でもある刑事「草薙」がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男でした。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来ます。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こります。
キャストには「内海」役の<柴咲コウ>、「草薙」役の<北村一輝>らおなじみのメンバーが顔をそろえ、前2作に続いて<西谷弘>が監督、<福田靖>が脚本を手がけています。
『ペンギン・ハイウェイ』(2018年)・『泣きたい私は猫をかぶる』(2020年)を手がけたスタジオコロリドによる長編アニメーション第3作『雨を告げる漂流団地』が、2022年9月16日より公開されます。
取り壊しの進む団地に入り込み、不思議な現象によって団地ごと海を漂流することになった小学6年生の少年少女たちが繰り広げるひと夏の別れの旅を描いています。
姉弟のように育った幼なじみの「航祐」と「夏芽」は小学6年生になり、近頃は「航祐」の祖父「安次」が亡くなったことをきっかけに関係がギクシャクしていました。夏休みのある日、「航祐」はクラスメイトとともに取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込みます。
その団地はかつて「航祐」と「夏芽」が育った、思い出の家でした。「航祐」はそこで思いがけず「夏芽」と遭遇し、「のっぽ」という名の謎の少年の存在について聞かされます。
すると突然、不思議な現象が起こり、気が付くと周囲は一面の大海原になっていました。海を漂流する団地の中で、「航祐」たちは力を合わせてサバイバル生活を送ることになります。
監督はこれが長編2作目となる、『ペンギン・ハイウェイ』の<石田祐康>が務めています。劇場公開と同時にNetflixで配信されます。
<原田眞人>が監督を務め<深町秋生>の小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』を映画化した『ヘルドッグス』が、2022年9月16日より公開されます。
愛する人が殺される事件を止められなかったことから闇に落ち、復讐のみに生きてきた元警官「兼高昭吾」でした。その獰猛さから警察組織に目をつけられた「兼高」は、関東最大のヤクザ「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要されます。
「兼高」の任務は、組織の若きトップ「十朱」が持つ秘密ファイルを奪取することでした。警察はデータ分析により、「兼高」との相性が98%という東鞘会のサイコパスなヤクザ「室岡秀喜」に白羽の矢を立て、「兼高」と「室岡」が組織内でバディとなるよう仕向けます。かくしてコンビを組むことになった2人は、猛スピードで組織を上り詰めていきます。
「兼高昭吾」役を<岡田淮一>、「室岡秀喜」役を<坂口健太郎>が演じるほか、<松岡茉優>、<北村一輝>、<大竹しのぶ>、<MIYAVI>らが出演しています。
<沢田研二>が主演を務める『土を喰らう十二ヵ月』が、2022年11月11日より公開されますが、予告編が解禁されています。予告編には、「ツトム」と「真知子」の日々を収録。なお登場する料理は<土井善晴>が手がけています。
人里離れた長野の山荘で実やきのこを採り、畑で育てた野菜を料理して、季節の移ろいを感じながら原稿をしたためる作家「ツトム」の姿を描いています。
<沢田研二>(74)が「ツトム」、<松たか子>(45)がツトムの担当編集者であり25歳下の恋人「真知子」を演じ、<西田尚美>、<尾美としのり>、<瀧川鯉八>、<檀ふみ>、<火野正平>、<奈良岡朋子>がキャストに名を連ねています。
<水上勉>(1919年3月8日~2004年9月8日)によるエッセイを原案に、『ナビィの恋』(1999年)の<中江裕司>が監督と脚本を担当しています。
現地時間9月16日から24日にかけてスペインで開催されます、サン・セバスティアン国際映画祭のキュリナリー・ シネマ部門へ出品されます。
<広瀬すず>、<櫻井翔>がダブル主演を務めた連続ドラマ『ネメシス』が、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』のタイトルで映画化され、2023年3月31日に公開されることが発表されています。
2021年4月期に日本テレビ系で放送されました『ネメシス』は、天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手「美神アンナ」と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵「風真尚希」の活躍を描いたミステリードラマでした。
<広瀬すず>が「美神アンナ」、<櫻井翔>が「風真尚希」を演じたほか、<江口洋介>が探偵事務所ネメシスのCEO「栗田一秋」に扮しています。
『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』は、ドラマの最終話から2年後が舞台になっています。<広瀬すず>、<櫻井翔>、<江口洋介>がドラマと同役で出演するほか、ドラマシリーズで総監督を務めた<入江悠>が監督を務めます。脚本は、<篠原涼子>主演の『アンフェア』シリーズの原作者である<秦建日子>が手がけています。
好んで観る「恋愛映画」ではありませんが、社会の中で変化し、多様化してきた恋愛という営み、それをつねに反映してきた 無声映画時代の名作から最新の話題作まで数々の恋愛映画を取り上げ縦横無尽に語り合う、一風変わった恋愛/映画論『反=恋愛映画論』が(Pヴァイン)から刊行されています。
映画、音楽、文学、美術、演劇などジャンルを超え、執筆を続けてきた批評家の<佐々木敦>と、LGBTQ映画を中心とした批評で注目を集める映画執筆家の<児玉美月>の「恋愛映画に距離を感じている」というふたりが新旧の恋愛映画を語り合っています。
全8章で構成されており、第1章「リアリティと作為性――2010年代の日本映画」では、『花束みたいな恋をした』・『寝ても覚めても』・『愛がなんだ』など、第2章「多様化する恋愛像――2010年代の外国映画」では『はちどり』・『テイク・ディス・ワルツ』・『ロブスター』・『お嬢さん』など、第3章「恋愛映画の巨匠?――ホン・サンス」では、<ホン・サンス>(61)が手がけた『逃げた女』・『それから』・『川沿いのホテル』・『カンウォンドのチカラ』などが取り上げられています。
第4章 「クリシェとそれを超えるもの――キラキラ青春映画」では、『君の膵臓をたべたい』・『殺さない彼と死なない彼女』・『私がモテてどうすんだ』 、第5章「 肉体と精神/リアルとフィクションードロドロ性愛映画」では、『愛のコリーダ』・『火口のふたり』・『愛の渦』・『ニンフォマニアック』・『倦怠』 など、第6章 「恋愛/映画」に惹かれるものーオールタイム・ベスト恋愛映画・日本編」として、『あなたがすきです、だいすきです』・『unloved』・『ともしび』・『渚のシンドバット』 など、第7章 「恋愛/映画」に惹かれるもの――オールタイム・ベスト恋愛映画・海外編」では、『カルメンという名の女』・『牯嶺街少年殺人事件』・『ポンヌフの恋人』・『燃ゆる女の肖像』など、第8章 「恋愛映画の現在――2022年公開の新作では、『アネット』・『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』・『TITANE チタン』・『リコリス・ピザ 』などが取り上げられています。
映画ファン必読の(2640円)の一冊です。
今夜<19:00>より「BS12」にて、<ジョン・グリシャム>の小説『法律事務所(英語版)』(日本語版は小学館刊行、白石朗訳)を映画化した1993年アメリカ製作の『原題:The Firm』が、邦題『ザ・ファーム 法律事務所』として1993年7月24日より公開されました作品の放送があります。
ハーバード大学を優秀な成績で卒業した苦学生「ミッチ」(トム・クルーズ)は、テネシー州メンフィスの税務方面を得意とする法律事務所から初年俸8万ドル+ボーナスの給料や、手厚い福利厚生などの破格の条件を提示され、大喜びで就職する「ミッチ」でしたが、この事務所には謎の死を遂げた4人の弁護士がいたことが判明します。
やがて「ミッチ」は事務所とシカゴ・マフィアの繋がりを知ります。マフィアのボスを相手に、青年の必死の攻勢を描くスリル満点のサスペンス映画です。
出演は、主人公「ミッチ・マクディーア」に<トム・クルーズ>、「エイヴァリー・トラー」に<ジーン・ハックマン>、「アビー・マクディーア」に<ジーン・トリプルホーン>、「ウェイン・タランス」に<エド・ハリス>、監督は、<シドニー・ポラック>が務めています。
今夜<21:00>より「BS-TBS」にて、1975年アメリカ製作の『原題:The Eiger Sanction』が、邦題『アイガー・サンクション』として1975年11月1日より公開されました作品の放送があります。
<トレヴェニアン>の同名の小説を原作にして<クリント・イーストウッド>が監督、主演を務めています。山を舞台とした本格的な山岳スパイ映画で、数多くの登山シーンが出てきます。
表向きは大学教授、裏では政府の諜報機関に籍を置く「ジョナサン・ヘムロック」は、正体不明の殺しの標的が参加しているアイガー国際登山隊に加わります。スパイが一人殺され、組織はその報復を行うべく「ヘムロック」を選びます。彼が選ばれた理由とは、有能であると同時に高名な登山家でもあったからでした。標的はアイガーの難所、北壁へ挑むパーティに潜んでいました。生存困難な絶壁で、「ヘムロック」はスパイを探し出します。
出演は、「ジョナサン・ヘムロック」に<クリント・イーストウッド>、「ベン」に<ジョージ・ケネディ>、「ジェマイマ」に<ヴォネッタ・マギー>、「マイルズ」に<ジャック・キャシディ>、「モンテーニュ夫人」に<ハイディ・ブリュール>、「ドラゴン」に<セイヤー・デヴィッド>が名を連ねています。
今夜<18:30>より「BSテレ東」にて、「男はつらいよ」シリーズ第48作目の最終版として1995年12月23日より公開されました『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の放送があります。
阪神淡路大震災の直前、神戸から連絡があって以来連絡のない「寅次郎」で、「とらや」の面々は、「寅次郎」を心配していますが、一方、「満男」は、久しぶりに訪ねてきた「泉」(後藤久美子)から、結婚の報告を受けてショックが隠せません。ヤケを起こして岡山県津山市での「泉」の結婚式をめちゃくちゃにしてしまいます。
傷心の身の「満男」は、奄美大島で出会った女性の親切で彼女の家の世話になりますが、その女性こそ「りりー」(浅岡ルリ子)で、なんと「寅次郎」はそこで同棲していました。
<山田洋次>監督も、、<渥美清>の体調から「もしかしたら最後になるかもしれない」と考え、26年間に4度(第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』、第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』、第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』、本作)登場している「リリー」を出演させて「寅次郎」、「満男」と「泉」の二つの恋の行方が描かれています。
<渥美清>は1996年8月4日に永眠し、本作が<渥美清>の遺作となりました。阪神淡路大震災の被災地に立つ「寅次郎」の「皆様、本当にごくろうさまでした」という言葉が、俳優<渥美清>の最後の台詞でした。
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