<宮沢りえ>『月』@<石井裕也>監督
7月
3日
『月』は、実際の障害者殺傷事件がモチーフとなっています<辺見庸>の同名小説『月』( 2017・KADOKAWA)を映画化しています。森の奥にある重度障害者施設で職員として働き始めた元有名作家「堂島洋子」は、ほかの職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにします。
「洋子」の同僚「さとくん」は、この理不尽な状況に誰よりも憤っていました。彼の中で増幅する正義感や使命感が徐々に怒りを伴っていき、やがて〈その日〉がやってきます。
「堂島洋子」を<宮沢りえ>が演じたほか、彼女を「師匠」と呼ぶ夫「昌平」に<オダギリジョー>、作家を目指す同僚職員「陽子」に<二階堂ふみ>、「さとくん」に<磯村勇斗>が扮し、<長井恵里>、<大塚ヒロタ>、<笠原秀幸>、<板谷由夏>、<モロ師岡>、<鶴見辰吾>、<原日出子>、<高畑淳子>がキャストに名を連ねています。
なお、本作では『新聞記者』で知られる故<河村光庸>が企画・エグゼクティブプロデューサーを担っており、クランクイン前の2022年6月11日に72歳でなくなられています。