配信番組「活弁シネマ倶楽部」が独自のコンセプトで選んだ2022年の「日本映画ベスト10」を発表しています。
第1位に輝いたのは<深田晃司>監督作『LOVE LIFE』、2位には「第96回キネマ旬報ベスト・テン」の1位でした<三宅唱>の監督作『ケイコ 目を澄ませて』、3位に<森井勇佑>の監督作『こちらあみ子』がランクインしています。
ランキングの評価基準は「海外でも活躍できるのではないかという〈国際競争力〉」「若手・ベテランを問わず、これから注目すべき映画人が参加しているかどうかの〈将来性〉」「いま製作・公開される意味にフォーカスした〈時代性〉の3点です。
【活弁シネマ倶楽部が選ぶ日本映画ベスト10】
第1位「LOVE LIFE」 第2位「ケイコ 目を澄ませて」 第3位「こちらあみ子」 第4位『よだかの片想い』 第5位『さがす』
第6位『夜を走る』 第7位『神は見返りを求める』 第8位『愛してる!』 第9位『ある男』
第10位『裸足で鳴らしてみせろ』 / 『マイスモールランド』 / 『恋は光』
長編デビュー作『オリ・マキの人生で最も幸せな日』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の作品賞に輝いたフィンランドの<ユホ・クオスマネン>が、同国の作家<ロサ・リクソム>の小説を基に撮りあげた2021年フィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ合作製作の長編第2作『コパートメントNO.6』が、2023年2月10日より公開されます。
1990年代のモスクワ。フィンランドからの留学生「ラウラ」は恋人と一緒に世界最北端駅ムルマンスクのペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く予定でしたが、恋人に突然断られ1人で出発することになります。
寝台列車の6号客室に乗り合わせたのはロシア人の炭鉱労働者「リョーハ」で、「ラウラ」は彼の粗野な言動や失礼な態度にうんざりしてしまいます。しかし長い旅を続ける中で、2人は互いの不器用な優しさや魅力に気づき始めます。
2021年・第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、グランプリを受賞した作品です。
『アルプススタンドのはしの方』・『愛なのに』の<城定秀夫>が監督、『れいこいるか』・『神田川のふたり』の<いまおかしんじ>が脚本を担当、つぶれかけの映画館を舞台に繰り広げる人間模様を描いた『銀平町シネマブルース』が、2023年2月10日より公開されます。
青春時代を過ごした街・銀平町に帰ってきた一文無しの青年「近藤」は、映画好きの路上生活者の「佐藤」と、商店街の一角にある映画館・銀平スカラ座の支配人「梶原」と知り合ったことをきっかけに、銀平スカラ座でアルバイトとして働くことになります。同僚のスタッフや、老練な映写技師、売れない役者やミュージシャン、映画の世界に夢を見ている中学生など、個性豊かな常連客との出会いを通じて、「近藤」はかつての自分と向き合い始めます。
主人公の青年「近藤」を<小出恵介>、「梶原」役に<吹越満>、「佐藤」役に<宇野祥平>が演じています。撮影は、埼玉県川越市にある老舗ミニシアター・川越スカラ座で行われています。
<ジェームズ・キャメロン>監督による歴史的大ヒット作『タイタニック』の公開25周年を記念した3Dリマスター版『タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が、2023年2月10日より公開されます。
1997年に製作されました『タイタニック』は、当時として破格の2億ドルという巨額の製作費が投じられた超大作で、<レオナルド・ディカプリオ>、<ケイト・ウィンスレット>を主演に、豪華客船タイタニック号の悲劇を壮大なスケールで描き、主人公「ジャック」と「ローズ」が織りなす美しくも切ないラブストーリーが話題を呼んだ同作は、アカデミー賞で作品賞を含む史上最多タイの11部門を受賞、日本でも約1年にわたるロングラン上映となる大ヒットとなり、2010年に<ジェームズ・キャメロン>が監督した『アバター』が本作を超えるまで、史上最高の興行収入を記録しています。
2012年4月17日にも日米同時に3D版が公開された同作を、公開25周年を記念して新たに映像を一新し、3Dリマスター版として公開されます。
1912年4月10日、イギリスの豪華客船タイタニック号がニューヨークに向けて処女航海に出ます。出港直前に乗船券を手にした画家志望の青年「ジャック」は、新天地アメリカを夢見てタイタニック号に乗船、そこで上流階級の令嬢「ローズ」と出会います。2人は身分違いの恋に落ち、強い絆で結ばれていきます。しかし出発から4日目の深夜、タイタニック号は巨大な氷河に激突してしまいます。
『ラ・ラ・ランド』の<デイミアン・チャゼル>監督が、<ブラッド・ピット>、<マーゴット・ロビー>を主演とし、1920年代のハリウッド黄金時代を舞台に撮り上げた『バビロン』が、2023年2月10日より公開されます。
<デイミアン・チャゼル>監督がオリジナル脚本を手がけ、ゴージャスでクレイジーな映画業界で夢をかなえようとする男女の運命を描いています。
夢を抱いてハリウッドへやって来た青年「マニー」と、彼と意気投合した新進女優「ネリー」でした。サイレント映画で業界を牽引してきた大物「ジャック」との出会いにより、彼らの運命は大きく動き出します。恐れ知らずで美しい「ネリー」は多くの人々を魅了し、スターの階段を駆け上がっていきます。やがて、トーキー映画の革命の波が業界に押し寄せてきます。
共演には『スパイダーマン』シリーズの<トビー・マグワイア>、『レディ・オア・ノット』の<サマラ・ウィービング>、監督としても活躍する<オリビア・ワイルド>、ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の<フリー>ら多彩な顔ぶれです。
今夜<19:00>より「BS12]にて、2021年6月11日より公開されました『宇宙戦艦ヤマトという時代 西暦2202年の選択』の放送があります。
名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクし、2012年から2014年に劇場上映・テレビ放送されましたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』と、その続編として、2017年から2019年に劇場上映・テレビ放送されました『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』シリーズに新規カットと新録ナレーションを加えて再構成されています。
1969年のアポロ月面着陸から始まる宇宙開拓、2199年イスカンダルへの大航海、2202年のガトランティス戦役に至るまで、人類史・宇宙史に刻まれる全記録を、新たな切り口で描き出しています。
キャストは、「古代 進」に<小野大輔>、「森 雪」に<桑島法子>、「島 大介」に<鈴村健一>、「真田志郎」に<大塚芳忠>、「土方 竜」に<石塚運昇>、「土方 竜」に<楠見尚己>、「沖田十三」に<菅生隆之>、「アベルト・デスラー」に<山寺宏一>、「クラウス・キーマン」に<神谷浩史>、「ズォーダー」に<手塚秀彰>が声を当て、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』でシリーズ構成を担当した作家の<福井晴敏>が構成・監修を手がけ、監督は<佐藤敦紀>が務めています。
本日<19:00>より「BS日テレ」にて、1974年イギリス製作の『原題:Murder on the Orient Express』が、邦題『オリエント急行殺人事件』として1975年5月17日より公開されました作品の放送があります。
<アガサ・クリスティ>の名作推理小説『オリエント急行の殺人』を、<アルバート・フィニー>が「エルキュール・ポアロ」に扮し、オールスターキャストで映画化しています。
1935年。イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っており、その中には名探偵「エルキュール・ポワロ」の姿もありました。二日目の深夜、雪で線路が埋まってしまい列車が立往生している中、「ポワロ」の隣の客室にいたアメリカ人富豪「ラチェット」が身体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見されます。
鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出した「ポワロ」は、一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を始めていきますが、やがて殺された「ラチェット」と5年前にアメリカで起こったある事件とのつながりが見え始め、意外な真相が明るみになります。
監督は<シドニー・ルメット>が務め、第47回アカデミー賞では、中年のスウェーデン人宣教師「グレタ・オルソン」を演じた<イングリッド・バーグマン>が助演女優賞を受賞したほか、主演男優賞・脚色賞など6部門にノミネートされた作品です。
<ペイント・リード>が監督を務めたマーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が、2023年2月17日より公開されますが、日本語吹替版キャストが発表されています。
本作は身長1.5cmに縮小することができるヒーロー『アントマン』(2015年)の活躍を描くシリーズ『アントマン&ワスプ』(2018年)に続く3作目になり、時間や空間の概念を超越した量子世界を舞台に、時を操る征服者「カーン」が立ちはだかります。
<ポール・ラッド>演じる「アントマン / スコット・ラング」役で<木内秀信>、<エヴァンジェリン・リリー>演じる「ホープ / ワスプ」役で<内田有紀>、<マイケル・ダグラス>演じる「ハンク・ピム」役で<御友公喜>、<ミッシェル・ファイファー>演じる「ジャネット・ヴァン・ダイン」役で<高島雅羅>の続投が決定しています。また<ジョナサン・メジャース>扮する「カーン」に<中村和正>、<キャスリン・ニュートン>扮する「キャシー」に<高松李依>が声を当てています。
エッセイスト故<高山真>(2020年10月5日没)の自伝的小説『エゴイスト』(2010年9月・浅田マコト名義・小学館)を、『トイレのピエタ』2015年)の<松永大司>が監督を務め映画化した『エゴイスト』が、2023年2月10日より公開されます。
14歳の時に母を亡くした「浩輔」は、田舎町でゲイである本当の自分を押し殺して思春期を過ごし、現在は東京でファッション誌の編集者として働きつつ自由気ままな生活を送っています。そんなある日、「浩輔」は母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの「龍太」と出会います。 「浩輔」と「龍太」はひかれ合い、時には「龍太」の母も交えて満ち足りた時間を過ごしていきます。
母に寄り添う「龍太」の姿に、自身の亡き母への思いを重ねる「浩輔」でした。しかし2人でドライブの約束をしていた日、「龍太」はなぜか現れませんでした。
主人公「浩輔」を<鈴木亮平>、「龍太」を<宮沢氷魚>、「龍太の母」を<阿川佐和子>が演じています。
今夜<21:00>より「BS-TBS]にて、2001年アメリカ・フランス合作製作の『原題:Kiss of the Dragon』が、邦題『キス・オブ・ザ・ドラゴン』として2001年8月25日より公開されました作品の放送があります。
エリート捜査官「リュウ」は、中国とフランスで麻薬密売を企てる中国人ギャングを追ってパリに来ます。現地警察の「カリョ警部」は非協力的ですが、組織の娼婦「フォンダ」と出会った「リュウ」は、事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられて逃亡することになります。
出演は「リュウ・ヤン・スイヤン」に<ジェット・リー>、「ブリジット・フォンダ」に<ジェシカ・カーメン>、「リチャード」に<チェッキー・カリョ>、「アジャ」に<ローレンス・アシュレイ>ほか
32歳の<クリス・ナオン>は映画初監督を務め、脚本は<リュック・ベッソン>と<ロバート・マーク・ケイメン>が担当しています。
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