開ききった五角形の面白い花弁の形を持つ【ワックスフラワー】です。
オーストラリア原産、半耐寒性常緑低木で、フトモモ科メラウキウム属に分類されています。
花弁は肉厚で鈍い光沢をもち、ロウ細工のように見えることから【ワックスフラワー】と名付けられています。
花径は1センチと小さいですが、愛きょうのある形だと思います。
赤色・桃色系を良く見かけますが、白色・紫色もあるようです。
原産地のオーストラリアでは12種類の固有種があるようで、属名の<メラウキウム>は、(背の低い)+(白)という意味ですので、最初に発見された花は(白)色だったんだと見ています。
閏年の2月29日です。法律上は誕生日の前日に年齢が加算されますので、問題はないのですが、当日のお誕生日会が4年に一度ではかわいそうな気がします。
きょうのお誕生日花が、【アルメリア】です。
原産地はヨーロッパ・地中海沿岸、イソマツ科アルメリア属の花で、「アルメリア」というのはケルト語で「海に近い」という意味を持ちます。英名でも「Sea Pink(海のナデシコ)」と呼ばれています。
海岸べりに濃い桃色の花が球形にかたまってて咲き、花茎が長いので和名では「ハマカンザシ(浜簪)」と呼ばれていますが、いいえて妙の形状です。
昨日は 「デモルフォセカ」の黄色い花 を、取り上げました。
この【オステオスペルマム】の花は、以前は<キク科デモルフォセカ属>に分類されていましたが、今は<キク科オステオスペルマム属>として分類されています。
原産地は南アフリカ、花色は白色・青色・桃色等があり、一目見てキク科と分かる形で、管状花の紫色が鮮やかで、とても気品を感じる色合いで咲いています。
花径は5センチ前後で、葉も少し肉厚な感じで濃い緑色をしており、白い花弁が映えます。
花だけを見ていますと同じキク科ですので違いが分かりませんが、「デモルフォセカ」の方は、舌状花と管状花共に受粉して種を作りますが、【オステオスペルマム】は、舌状花のみでしか種を作りません。
また「デモルフォセカ」は、葉の無い茎に花を咲かせますが、【オステオスペルマム】は花茎に葉がついていますので、すぐに見分けがつきます。
写真以上に輝く白さが何とも魅力的な花で、好きな花のひとつとして眺めておりました。
独特の輝くような黄色と、中心部の黒い輪が目を引く花です。
原産地は南アフリカ、キク科デモルフォセカ属の花で、別名「アフリカキンセンカ」と呼ばれています。
「ガザニア」 と同様、晴れた日中だけ開花し、夜は花弁を閉じている性質を持ちます。
南アフリカといえば、温かいイメージがありますが、夜間には冷え込み、水分が失われないような防御態勢が組み込まれているんでしょうねぇ。
<プリムラ>とはサクラソウ科サクラソウ属の一年草を指し、世界中で500種類以上が存在し、黒色以外はどの色でもそろうと言われるほど多色の花です。
同じ<プリムラ属>として、「プリムラ・ジュリアン(バラ咲き)」 「プリムラ・シネンシア(春風草)」 「プリムラ・オブコニカ(常盤桜)」 「プリムラ・マラコイデス」 と紹介してきました。
多色な花弁の花ですので、冬から春にかけて、植木鉢やプランターなどで色の配色を楽しめ、暖かみのある姿を作り出すことができる素材です。
鉢植えで見つけました【プリムラ・ジュリアン】の寄せ植え、配色も鮮やかで、お世話されている方の思い入れが伝わってきます。
この時期、黄色の見事な花を見つけますと嬉しくなってしまいます。
寒い時期に、元気に咲いているのはキク科が多いのですが、この【ユリオプスデージー】もキク科ユリオプス属の半耐寒性常緑低木で、南アフリカ原産です。
「ブルーデージー」 とよく似た名前ですが、こちらはフェリキア属で分類が違います。
花径は4~5センチあり、15センチほど伸びた花茎の先端に一輪の花が咲いています。
葉は羽根状に深く切れ込み、柔らかい毛におおわれていますので、灰白色に見えます。
<ユリオプス>とは、ギリシャ語で「大きな目をもつ」という意味で、鮮やかな花弁の形を見ていますと、なるほどとうなづけます。
鮮やかな赤紅色の花【プリムラ・マラコイデス】の花が、プランターに咲き誇っていました。
中国雲南省や四川省に分布する、サクラソウ科の仲間で、耐寒性があります。
日本での 「サクラソウ」 とは、別種の植物です。
「化粧桜」とも呼ばれる本種は品種改良をされて「うぐいすシリーズ」と呼ばれ、小さな花をたくさん咲かせ、花色は桃色・白色・紫色等多色です。
矮性の 「プリムラ・ジュリアン」 と違い花茎が長く、蕾が花茎の周りを囲むようにリング状になり、下から順番に咲き出し、こんもりとしたボール状の形に育ちます。
ラテン語の意味では、<春の最初の花>という意味で、春が近づいていることを教えてくれる貴重な花です。
なんとも長い名称の花ですが、キク科コレオステフス属と、これまた難しい属に分類されています。
少し光沢のあるお椀型の黄色い花を咲かせ、花茎が長いので風に揺れていますと優雅な感じで眺められます。
北アフリカ(ナイジェリア)原産ということで、乾燥した地域に順応するためか、葉も少し肉厚です。
<ムルチコーレ>=<たくさん分枝する>の名前通り、ロゼット状の根元から分枝して地面を這うように株別れして広がります。
花径2センチばかりの頭状花で、花弁も黄色で花芯部の管状花も黄色く、咲き誇りますと壮観な眺めになります。
同じ形状で花芯部は黄色ですが、花弁が白色の「スノーボール」という品種もあり、2色使いの植え込みも見かける機会が多い花です。
ヤマモガシ科グレビア属の半耐寒性常緑低木、学名【グレビレア】です。
「ピグミーダンサー」というのは、園芸業界の流通名で一般的な呼び方はありません。
18世紀、イギリスの王立園芸協会の創始者の一人であるチャーレス・グレビレの名前に由来して名付けられました。
原産地はオーストラリアで、なんとも面白い形の花を咲かせ、見ていて飽きません。
花は茎の先端につき、株をおおうように全体に咲きます。
花弁はなく、花弁のように見えるのは「総苞」と呼ばれる部分で、雄しべが長く突き出しています。
葉も狭披針形で短く、深紅色の総苞が、雄しべと共に目立つ植物だとおもいます。
ツツジ科エリカ属は、700種類以上の種があり、ほとんどが南アフリカ原産です。
この【エリカ・カルネア】は、20種類しかないヨーロッパの高山を原産地とする、数少ない品種のひとつです。
厳しい環境のアルプスで生育でき、-30度前後でも堪えれる耐寒性があります。
以前に紹介した 「エリカ・ホワイトデライト」 は筒状で長い花の形でしたが、こちらは極寒から身を守るためでしょうか、つぼ型の形状をしています。
北海道では雪解けとともに開花するので、「春先エリカ」と呼ばれているとか。
西田佐知子の『エリカの花散るとき』に出てくる歌詞、<伊豆の山影に咲くという>の花は、このエリカではないでしょうか。
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