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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(741)イタドリの葉に【ナナホシテントウ】(17)

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今年は昨年見かける回数が少なかった【ナナホシテントウ(七星天道虫)】を見かける機会が増え、その代わりに 「ナミテントウ」 との出合いがありませんでした。
日々刻々と変化している自然環境ですが、小さな昆虫にとっての影響が心配です。

朝一番の散歩で【ナナホシテントウ】と遭遇、ふと「朝いちに 天道虫に 出会ひけり」<加藤ゆかり:清月>の俳句を思い出しました。

季語としての「天道虫」は晩夏(主に7月で、「セミ」や「カブトムシ」と同じです。
女性の目から見た「天道虫」の俳句を調べてみました。(氏名の後述は掲載誌名です)

     飛ぶ翅を をさめてよりの 天道虫  <稲畑汀子:ホトトギス>
     大安日 てんとう虫に 星七つ     <藏前幸子:船団>
     死んだふりに 飽きて飛び立つ てんと虫  <近藤紀子:槐>
     草叢に 紅一点や てんと虫      <国野里子:末黒野>
     太陽に もらひし星や 天道虫     <竹下陶子:ホトトギス>

どの俳句も、小さな「テントウムシ」に対する鋭い観察眼に驚かされます。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(740)足に飛びついた【オオカマキリ】(2)

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ファルコン昆虫記(740)足に...
路上にいた【オオカマキリ(大蟷螂)】を撮影しようと近づきましたら、なんと右足に飛びついてきました。
今年は昆虫フェロモンが私の体から出ているのか、スニーカーに 「ウシカメムシ」 、Gパンには 「ホシヒロハラビロカメムシ」「アオバハゴロモ」 などが寄ってきてくれます。

カマキリ目カマキリ科の大型種で、体長10センチ前後、体色は緑色型と茶色型があり、近畿地方では大体4月頃に<卵鞘>から孵化した200匹ほどの前幼虫が活動を始めますが、自然環境の中で無事に成虫となる個体はそのうちの2,3匹です。

数回の脱皮を経た成虫の活動時期は8月から10月前後ですが、まれに12月頃に見かける個体もあります。

写真では 「チュセンカマキリ」 と良く似た体形ですが、なんといっても体が大きくて太く、後翅が紫褐色をしていますので区別できます。
本種は<オス>で、足に飛びつくときに広げた後翅の色を確認していますが、<メス>は体重が重いためにうまく飛べなく、また飛ぶ機会は少ないです。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(739)【キイロシリアゲアリ】の<女王蟻>(3)

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ファルコン昆虫記(739)【キ...
灯火親しむ秋の季節ですが、【キイロシリアゲアリ】の<女王蟻>が、蛍光スタンドの下に飛びこんできました。
名称通り飴色の黄色い体色をしており、透き通るような色合いがとてもきれいです。

本種の<働きアリ>は体長2~3ミリほどですが、さすが<女王蟻>ともなると貫禄があり、体長8ミリほどの大きさでした。

ハチ目アリ科フタフシアリ亜科シリアゲアリ属に分類され、後腹柄部が腹部背面に接続しているのが、本属の特徴とされ、ハチ目らしく尾端に針を持っており、よく見ますと先端から「毒」を出しているのが確認できます。

夕方から夜にかけて地中の営巣から<結婚飛行>で飛び出し、空中での交尾が終ると地上に降り、すぐに翅を落とします。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(738)ヤナギトウワタの花に【ナミアゲハ】(16)

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ファルコン昆虫記(738)ヤナ... ファルコン昆虫記(738)ヤナ...
日本の「国蝶」は、日本昆虫学会が1957(昭和32)年にタテハチョウ科の「オオムラサキ(大紫)」と決めていますが、【ナミアゲハ】は次点の獲得数でした。

1933(昭和8)年、「国蝶」を決めようという話が持ち上がり、選択の基準としては、
  * 日本全体的に分布していて、簡単に見られる種類であること。
  * 誰でも知っている種類であること。
  * 大型で模様が鮮明、飛び方など日本的な種類であること、でした。 

選定当時の環境では「オオムラサキ」は身近な<蝶>だったのかもしれませんが、残念ながら経年的に貴重な種となり、いまだ遭遇する機会はありません。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(737)蛇の目紋がきれいな【ヒカゲチョウ】(4)

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名称通り曇り空のときや夕方、薄暗い林内や林の周辺でよく見かけ、花にはほとんど寄りつくことなく、樹液や果実などによく集まる【ヒカゲチョウ(日陰蝶)】です。

日本固有種だけに、元気な姿を見かけますと、それだけでなんだか安心してしまいます。

「ヤマトシジミ」と「シルビアシジミ」 は裏翅の黒点の違いで種が分かれますが、裏翅の蛇の目紋の違いで、本種も姿が良く似た「クロヒカゲ」と区別でき、期待しながら撮影していますが、いまだ「クロヒカゲ」とは遭遇できていません。

「ナミアゲハ」 や 「アオスジアゲハ」 のように目立つ翅模様ではありませんが、優しい茶褐色の翅の色合い、優しそうな眼が印象的な【ヒカゲチョウ】です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(736)ヤナギトウワタの花に【ツマグロキチョウ】(3)

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この「ヤナギトウワタ」は随分と花期が長く、「イチモンジセセリ」「ツマグロヒョウモン」
「アオスジアゲハ」「モノサシトンボ」 など多くの昆虫たちが訪れますので、観察する立場としてはありがたい花です。

チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科キチョウ属に分類、同属の 「キチョウ」 と同じ生活形態を持ち、翅の模様も良く似ていますが、前翅の先端が尖り、後翅中心部に薄い灰褐色の斜めの帯が入るので区別できます。

年3~4回発生を繰り返しながら11月頃まで活動、成虫のままで越冬、翌年春先に活動し出します。

「キチョウ」は 「ネムノキ」 をはじめマメ科の多くの植物を幼虫の食草としていますが、本種はマメ科の「カワラケツメイ」だけですので、生殖範囲が限られ、2012年には「絶滅危惧IB類」に指定、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県では絶滅していて生息していません。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(735)ヤナギトウワタの花に【アオスジアゲハ】(7)

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激しく翅を羽ばたかせながら、「ヤナギトウワタ」の花に【アオスジアゲハ(青条揚羽)】が吸い蜜に訪れていました。

チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科アオスジアゲハ属ですが、属としては5亜属に分かれ、「ミカドアゲハ」と同様に<Graphhium亜属>に属し、亜属としては最も北に分布を広げた種で、東北地方以南に分布しています。

黒い翅に入るアオスジは実際は青くなく、この部分には鱗粉がないために半透明であり、周囲の色や光の加減で、薄い青色から鮮やかな青色まで、青系統の様々な色合いに変化します。

本種も春型と夏型の2種類があり、春型は後翅の下側に茶白色の毛がありますが、夏型には見られません。
また青く見える部分も、夏型の方が細く、春型の<オス>の翅の後ろ側には、赤い斑紋がところどころに入っています。
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ファルコン昆虫記(734)細長い体形【クロモモフトホソバエ】

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石垣にとまった瞬間は遠目から、「ルリミズアブ」「アメリカミズアブ」 かなと近づきましたら、何と体形の細長いハエ目(双翅目)の昆虫で驚きました。

ハエ目に属する昆虫は世界中で約12万種が記録されていますが、実際にはまだ名前がついていない未掲載種があと12万種はいるだろうと推定されています。
日本のハエ目は1989年時点で5289種でしたが、昨年には7658種と種数が増えています。昆虫の世界でもハエ目は人気がないようで、研究が進んでいない分野です。

似通った体形・形状の種が多く、それだけに姿・外観からの同定は非常に困難を極めますが、本種は特徴ある体形からモモフトホソバエ科に間違いが無く、体色が黒色ですので日本で確実に知られている【クロフトモモホソバエ】と同定しました。

体長10ミリ程度ですが、和名は名所通り体色が黒色で、第三脚のモモが太く、細長い体形です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(733)休憩中です【イチモンジセセリ】(14)

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今年3回目の登場になりました【イチモンジセセリ】ですが、昆虫好きとしては撮影の機会は一期一会、生態の記録としても大事にしたいと考えています。

春先は個体数が少ないのか見かけることはないのですが、秋にかけて次第に個体数が増え、接する機会がぐんと増えます。

秋の初めに発生する秋型は大型で、飛翔力も強く、集団で移動することが知られていますが、どうやら北に住む個体群が越冬のために南下するという説が有力です。
海を越えて移動する 「アサギマダラ」 のように、長距離間での移動ではなさそうです。

神戸あたりでは気温もそう低くくなく、移動の必要性もなさそうに思えますが、自然界のことですので、これだけは未知なる世界です。
#ペット #動物 #昆虫

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ファルコン昆虫記(732)ヒガンバナの花に【キアゲハ】

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ファルコン昆虫記(732)ヒガ...
赤色の「ヒガンバナ」の花に、吸い蜜にきた【キアゲハ(黄揚羽)】です。
翅の色が黄色ですので、色彩的にきれいな配色になりました。

チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類され、体長は春型で40~50ミリ、夏型で少し大きくなり50~65ミリになります。

翅の模様は 「ナミアゲハ」 と良く似ていますが、本種は前翅表の付け根の部分が黒ずんだ色彩で塗りつぶされた感じの細長い三角形の部分があり、「ナミアゲハ」のその部分には、黒い横筋模様が入っています。

【キアゲハ】の幼虫は「セリ・ニンジン・ミツバ・アシタバ・パセリ」などセリ科の葉を食草としていますので、生息地も広く、「ナミアゲハ」と同様に都会でもよく見かけます。
#ペット #動物 #昆虫

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