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- ファルコン昆虫記(736)ヤナギトウワタの花に【ツマグロキチョウ】(3)
この「ヤナギトウワタ」は随分と花期が長く、「イチモンジセセリ」 ・ 「ツマグロヒョウモン」
・ 「アオスジアゲハ」 ・ 「モノサシトンボ」 など多くの昆虫たちが訪れますので、観察する立場としてはありがたい花です。
チョウ目(鱗翅目)シロチョウ科キチョウ属に分類、同属の 「キチョウ」 と同じ生活形態を持ち、翅の模様も良く似ていますが、前翅の先端が尖り、後翅中心部に薄い灰褐色の斜めの帯が入るので区別できます。
年3~4回発生を繰り返しながら11月頃まで活動、成虫のままで越冬、翌年春先に活動し出します。
「キチョウ」は 「ネムノキ」 をはじめマメ科の多くの植物を幼虫の食草としていますが、本種はマメ科の「カワラケツメイ」だけですので、生殖範囲が限られ、2012年には「絶滅危惧IB類」に指定、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県では絶滅していて生息していません。
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